2024年の元日に行われる『TOYO TIRES CUP 2024』に臨む日本代表メンバーを発表した森保一監督が、メンバー選考について語った。

 来年1月12日に開幕するAFCアジアカップカタール2023で、2011年以来の優勝を目指す日本代表は、同大会前最後の実戦として元日に『国立競技場』でタイ代表と対戦する。
今回の招集メンバーは、MF久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)やMF鎌田大地(ラツィオ/イタリア)、MF三笘薫(ブライトン/イングランド)らと年末年始にリーグ戦を控えている選手たちが外れるため、ウィンターブレイクが設けられている海外組とJリーグ組で構成された。

 前回からは半数近くが入れ替わったものの、アジア杯前最後の実戦ということで、DF板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)、DF菅原由勢(AZ/オランダ)、DF堂安律(フライブルク/ドイツ)らと主力組は順当に選出。森保監督は「まずは試合に勝って喜んでいただけるように、我々が試合をするにあたって考え得るベストメンバー」としつつ、「そのなかで、アジアカップに向けた良い準備もしなければなりません。日程上、招集できない選手もいましたが、(アジア杯では)ケガや体調不良と何が起こるかわからないということ、加えて、これまで通り可能な限り未来に向けた戦力の底上げのため、今まで招集できなかった選手を招集しています。チームの戦力として考えていけるように、元日の試合で使っていきたい。この元日の試合でのパフォーマンスを見て、最終的にメンバーを決めます」と明かしている。
 

 最注目は初招集となったGK野澤大志ブランドン(FC東京)とMF伊藤涼太郎(シント・トロイデン/ベルギー)の2選手。直近数試合で先発メンバーに名を連ねることが多かったGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)がケガのため選出外となったこともあり、前者に対する期待も大きいようだ。森保監督は「彼は東京で試合に出ていますし、大岩監督(パリ世代)の下で非常に力をつけてきています。J1での経験と伸び代に期待しました。経験値は浅いですが、自分が試合に出るというギラギラした気持ちを見せて欲しいと思います」と述べた。

 また伊藤にも「良いプレーをしています」と口にするとともに、「我々はその時々、招集していない選手を含めて、広範囲に日本代表として戦える選手の発見・発掘に努めています。
彼に関しても新潟時代、シント・トロイデンとプレーしているなかで、日本代表の戦力として戦ってもらえる選手。良い部分は攻撃、得点に絡む・奪うところ。まだまだ、シント・トロイデンで発揮できているわけではないが、10番や8番のポジションで存在感のあるプレーをしています」と語っている。

 今回、Jリーグから選出されたのは8選手。11月の代表活動でアピールに成功したMF佐野海舟鹿島アントラーズ)らに加えて、前回選出時には無念の途中離脱となったMF川村拓夢(サンフレッチェ広島)と出場機会を得られなかったDF藤井陽也(名古屋グランパス)にも再びチャンスが巡ってきた。Jリーグ組ついては、長いシーズンで溜まった疲労を承知の上で、代表選手の矜持を示せと強調した森保監督は「難しい調整。
激しい、厳しいシーズンを終えて少し休んでもらいたいのは確かです。ルール上設けられている2週間の休息を経て、28日からの練習で、元日に向けてコンディションを上げてほしい。もちろん代表スタッフもサポートをしていきますが、プロである以上は決められたターゲットにどうコンディションを上げていくかは、個々でやっていくこと。そしてそれができる選手達なので、各々の調整方法を信頼しています。集合、練習日に合わせてもらえれば」と語りつつ、以下のように続けている。

「個人でコンディションを上げていくということは、オフから新シーズンに入っていくなかで、世界的にも非常に多くなってきています。
その部分に関しては、より個々がプロフェッショナルとしてやってくれることに期待。代表としてはもちろん、選手をケガさせたくはないですが、代表選手は他選手が休んでいるときに試合をするので、タフに戦う、国を背負って戦うという部分では誇りなところもあります。しっかり休むことと、代表の誇りを以て活動に臨んでもらえればと思います」

 なお同会見にてアジア杯のメンバー発表は、「元日の試合終了後に、すみやかに調整して発表したい。会見にて23名を発表する予定」とのことだ。果たして、初招集組とJリーグ組はアピールを成功させ、カタール行きの切符を手にするのだろうか。