バイエルンがトーマス・トゥヘル監督の後任探しに着手しているようだ。15日、イギリス紙『タイムズ』やドイツ紙『ビルト』が伝えている。


 現地時間10日に行われたブンデスリーガ第21節でレヴァークーゼンに0-3の完敗を喫したバイエルン。“天王山”を落としたことで首位との勝ち点差は「5」に広がり、リーグ12連覇に黄色信号が灯っている。また、ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16ファーストレグではラツィオに0-1で敗北。今シーズンは既にDFBポカールで敗退しているため、“無冠”の可能性も現実味を帯びてきている。

 昨年3月に就任しマイスターシャーレを獲得したものの、今シーズンは苦しい戦いが続いているトゥヘル監督。データサイト『Opta』によると、同監督はバイエルン就任後の公式戦43試合で既に10敗を喫しているとのこと。
この数字は、前任のユリアン・ナーゲルスマン監督(現:ドイツ代表)が公式戦84試合で喫した敗戦数と同じだという。

 直近の低調なパフォーマンスと公式戦2連敗という結果により、トゥヘル監督の立場はかつてなく揺らいでいる模様。今回の報道によると、バイエルンは今シーズン終了後の指揮官交代を本格的に検討しており、既に新監督招へいに向けた動きを見せているという。後任候補の筆頭と伝えられるのが、就任2年目のレヴァークーゼンで今シーズンの公式戦無敗を維持しているシャビ・アロンソ監督。古巣リヴァプールからの関心も明らかになってる42歳の元スペイン代表MFだが、バイエルンは“獲得競争”も厭わない構えを見せているようだ。
 
 一方で、かつてバイエルンで活躍した“闘将”こと元西ドイツ代表MFローター・マテウス氏がトゥヘル監督の後任候補として挙げたのは、昨年9月までドイツ代表を率いていたハンジ・フリック氏。
かつてバイエルンを年間6冠に導いたドイツ人指揮官について「おそらくハンジはトゥヘルが持っていないものを持っている。彼は常に選手たちを強化し、自信を植え付けることには成功していた」と指摘している。

 当のトゥヘル監督は自らの進退について「まったく心配していない」と明言していたが、今後の試合内容や結果次第では風当たりがさらに強くなることも予想される。現地時間18日には日本代表FW浅野拓磨が所属するボーフムとのアウェイゲームに臨むバイエルンだが、公式戦3試合ぶりの白星を掴むことはできるだろうか。