名古屋グランパスからコルトレイクへ期限付き移籍していたDF藤井陽也が、7月1日よりコルトレイクへ完全移籍することが決まった。13日、両クラブが発表している。


 今回、名古屋の発表によると、期限付き移籍期間が満了することに伴い、完全移籍へ移行するとのこと。コルトレイクの発表によると、藤井は2028年6月30日までの4年契約を締結したという。

 完全移籍に際し、藤井は名古屋を通してコメントを発表。名古屋のファン・サポーターへの感謝とクラブへの想い、そして別れの言葉を綴った。

「ベルギーのKVコルトレイクに完全移籍することになりました。はじめに、グランパス関係者の皆さま、グランパスファミリーの皆さま、期限付き移籍の半年間の間もメッセージや手紙などでたくさんの応援の言葉を届けていただき、ありがとうございました。
一人一人の言葉が自分の励みになり、頑張ることができました。それと同時に、自分は本当にたくさんの人に応援してもらえているのだなと実感し、とても嬉しかったです」

「僕はプロとして5年間名古屋グランパスに所属していたのにも関わらず、チームのタイトル獲得に貢献できなかったことが本当に悔しく、情けなく思います。しかし、名古屋グランパスという素晴らしいクラブでプレーしてきたということは自分の中で大きな財産になりましたし、絶対に忘れることはないです。正直、大好きなグランパスを離れるのはとても寂しいですが、強い覚悟を持って世界の舞台で活躍できるように精一杯頑張ってきます」

「最後になりますが、名古屋グランパスを通して出会うことのできたすべての皆さまに本当に感謝を伝えたいです。ありがとうございました」

 藤井は2000年12月26日生まれの現在23歳。小学生の時に名古屋グランパスのスクールに加入すると、以降は名古屋一筋で成長を遂げ、2種登録選手だった2018シーズンのJリーグYBCルヴァンカップでトップチームデビュー。
翌年、正式にトップチーム昇格を勝ち取ると、2年目の2020シーズンからは山口慶、磯村亮太と歴代ユース出身者が受け継いできた背番号「13」を託された。

 昇格直後はなかなか定位置の座を掴めなかったが、プロ4年目の2022シーズンに才能が開花。守備面はもちろんのこと、組み立ての面にも大きく貢献できる“攻撃的CB”として評価を高め、同シーズンは明治安田生命J1リーグ31試合の出場で1ゴールを記録。翌年も最終ラインの柱として、明治安田生命J1リーグ全34試合のピッチに立ち、2得点をマーク。JリーグYBCルヴァンカップで8試合出場、天皇杯で4試合出場1ゴールという成績を残しただけでなく、同年3月には追加招集の形で日本代表に初招集。今年元日のタイ代表戦(○5-0)では、日本代表デビューを果たしていた。


 1月よりジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のコルトレイクへ期限付き移籍し、欧州へ上陸。加入直後からCBのレギュラーポジションを確保したが、レギュラーシーズン終盤にはケガによる離脱にも見舞われた。チームはレギュラーシーズンの下位4チームに入り、プレーオフ3の末にロンメルSK(2部)との入れ替え戦に出場したが、2戦合計5-2で勝利し、残留が決定。藤井個人としてはプレーオフも含めてジュピラー・プロ・リーグ12試合のピッチに立ち、加入時は最下位に沈んでいたクラブの残留に大きく貢献していた。