スペイン代表を率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、クロアチア戦に向けた前日会見に出席した。14日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。


 史上最多となる4度目の欧州王者を目指す“ラ・ロハ”の航海が、いよいよ始まる。失意のラウンド16敗退に終わったカタールW杯後に、ルイス・エンリケ前監督からチームを引き継いだルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、GKウナイ・シモン、MFロドリ、FWアルバロ・モラタのセンターラインを残しつつも、CBロビン・ル・ノルマンやFWラミン・ヤマルといった新顔を揃えた。EURO2024では“死の組”と形容されるグループBに入った中、まず15日に行われる第1節でクロアチア代表と対戦する。

 昨年6月に行われたUEFAネーションズリーグ・ファイナルズの決勝戦以来となる同カード。当時はPK戦にまでもつれる互角の戦いの末、ウナイ・シモンの活躍によりスペイン代表は勝利した。あれから1年、再戦となったデ・ラ・フエンテ監督は「明日の対戦相手は世界有数の強豪国。
我々は非常に上手く、正確なプレーを心がけなければならないが、その期待に応えるだけのポテンシャルは十分にある」と自信を覗かせた。

 一方で、懸念材料として挙げられるのは、CBアイメリク・ラポルテのコンディション不良だ。13日に「筋肉に違和感がある」と発表されていたが、同指揮官は「彼は明日プレーする可能性もあるけど、それはリスクを冒すことを意味する。木曜日(イタリア戦)までに、どの程度進化するかを待つつもり。勘違いして欲しくないのは、決してケガをしたのではなく、少し不快感があるだけということ。彼は素晴らしい選手で、私にとっては最高のセンターバックのひとりなんだ」と明かした。


 最後にラ・フエンテ監督は、自身の指導者キャリアを回顧。東京オリンピックに出場した世代別の代表チームを指揮した経験はあるものの、フル代表で主要大会に臨むのは、今回が初めてとなるが、「スペインを代表することは、大きな責任を伴うもの。最大の挑戦だよ。EUROは、私がこれまで経験したどんな大会よりもスケールが大きい。ただ大丈夫、落ち着いているし、この大会を楽しもうとしている」と告白しつつ、「競争すること、良い結果を残すこと、そして最後まであきらめずにやり遂げること。これまでと同じように取り組めば、何か重要なものを手にするために戦える位置にいける。
我々はファイナルに辿り着きたい。もちろん、他チームの同じだろうけどね」と意気込みを語っている。

 スペインサッカーを知り尽くしているMFルカ・モドリッチが牽引する“難敵”が初戦の相手だが、幸先の良いスタートを切りたいところだ。