EURO2024・グループD第1節が17日に行われ、フランス代表はオーストリア代表に1-0で勝利。試合後、フランスメディア『RMCスポーツ』が、同試合の終盤に鼻を骨折するアクシデントに見舞われたFWキリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン→レアル・マドリード/スペイン)について、今後も大会から離脱することなくプレーを続けられるとの見解を示した。


 優勝候補と目された“レ・ブルー”は、今大会の初陣でオーストリア代表と激突。試合はスコアレスの時間が続いたものの、前半終盤の38分、ボックス右の位置で縦へ突破したエンバペが、クロスボールで相手のオウンゴールを誘発し、フランス代表が先手を取る。最後まで追加点は奪えなかったが、一方で失点を許すこともなく、試合は1-0でタイムアップ。フランス代表が初陣を白星で飾っていた。

 この試合の85分、エンバペはセットプレーの競り合いのなかで、顔面を激しく強打し、ピッチ上に倒れ込む。ヘディングをした後の顔がオーストリア代表のDFケヴィン・ダンソ(RCランス/フランス)の肩のような位置に入り、治療を経て1度は試合に戻ったものの、FWオリヴィエ・ジルー(ミラン/イタリア→ロサンゼルスFC)との交代でピッチを後にしていた。


 同試合の後、母国大手の『レキップ』や『RMCスポーツ』など、複数の現地メディアがエンバペの鼻が不自然なほどに曲がっている画像を伝えた。チームを率いるディディエ・デシャン監督も「おそらく、キリアンは鼻骨を骨折している」と明かしている。ほどなくして、多くの現地メディアが「エンバペは手術を受ける可能性が高い」と報じ、最悪のケースではEURO2024の開催期間内に復帰できない可能性も示唆されていた。

 だが、今回の『RMCスポーツ』の報道によると、“最悪のケース”は回避した模様だ。当初、メディカルスタッフの所見では、鼻の骨折が示唆されており、実際に手術の可能性があったという。それでも、試合開催地のデュッセルドルフの病院で行われた検査の結果、鼻の骨折は認められたものの、手術の可能性は否定されたとのことだ。
フランスサッカー連盟(FFF)のフィリップ・ディアロ会長も、駆けつけたメディアに対して「大丈夫だ。手術は必要ない」と朗報を届けていた。当面の間、手術に踏み切ることはなく、結果としてチームから離脱する可能性も消滅したようだ。

 今回の情報によると、21日に控えた第2節、オランダ代表とのグループD“首位決戦”にて、エンバペを出場させること自体は可能のようだ。しかし、先の戦いを見据えた上で、チームはリスクを背負う必要はないと考えているとのこと。よほどの“サプライズ”がない限りは、エンバペはオランダ代表戦を回避する、もしくはベンチから戦況を見守る可能性が高そうだ。


 また、エンバペはフェイスガードを着用して今後の戦いへ臨むことになるという。自身も公式X(@KMbappe)で「マスク(フェイスガード)について、何かよさげなアイデアはある?」と、ジョークを交えながら投稿。次に“レ・ブルー”のユニフォームに袖を通す時は、フェイスガードを着用した姿になっていると見られる。


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