SC相模原は19日、戸田和幸監督を解任したことを発表した。また、高橋健二ヘッドコーチが暫定的にチームの指揮を取ることを併せて伝えている。


 1977年12月30日生まれの戸田氏は現在46歳。清水エスパルスや日本代表、欧州クラブでもプレーしたプロキャリアを引退した後、一橋大学サッカー部やSHIBUYA CITY FCで指導者キャリアを積み重ねた。すると2023年にSC相模原の監督に就任し、自身初となるJクラブでの指揮に。しかし1年目は、J3リーグで9勝14分15敗の18位低迷。2年目となった今シーズンは、第17節終了時点で6勝7分4敗の9位につけているものの、公式戦3連敗を喫していた。

 18日付で解任となった戸田氏は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。


「昨日付けでSC相模原の監督としての責務から離れる事となりました。1年半前『志を高く勇敢に大胆に』という言葉と共にスタートしたこのチームで自分と一緒に成長と成果の為に努力し挑戦し続けてくれた全ての人達に心から感謝しています。この世界で生き抜く為には常に結果が最重要となる中で成長にフォーカス出来る事は簡単ではありませんが、昨シーズンから共に目指し闘ってきてくれたスタッフと選手達に対しては長く勝てない期間があったにも関わらず、自分からの言葉を信じて勝ち抜いていけるチームになる為の土台作りに邁進してくれた事への感謝を忘れる事はありません。苦しかった昨シーズンを経て構築されてきたチームとしての土台と掴み始めた自信を持って2シーズン目に入りましたが、毎日の直向きな努力が成長に繋がっている事を実感出来る17試合でした。今シーズンここまで積み重ねてきた勝ち点はまさに昨シーズンからの積み上げと今シーズンのチームが続けてきてくれた努力の賜物だと言えます」

「そして今シーズンは基準を上げて更なる成長を個人レベルから様々働き掛けも行ってきましたが、選手達はとても前向きな姿勢を持ち続け努力を続けてくれた事には感謝と尊敬の念しかありません。また今シーズンから新たに加わった選手達の適応と順応も各々タイミングは違えど進んできていた事は間違いなく、自分からのメッセージをしっかりと受け止めてここまで努力してくれてきた事に心から感謝しています。
クラブからはここから先のシーズンで勝ち点を積み上げられる可能性の部分で今回の決断が下されたと説明を受けましたが、自分にこのポジションで働く機会を与えてくれ1年半監督としての自分にチームを任せてくれたクラブには感謝しています。そして監督として迎えていただいた自分に期待された職責から考えてクラブが求めるレベルの貢献が果たせなかった事に対して申し訳なく思っています。シーズン半ばのタイミングでクラブを離れる事となりましたが、これからのSC相模原の発展とシーズン目標の達成を心から願っています」

「最後に。昨シーズンから毎試合、若く不安も多かった若い選手達を必死に励まし支え続けてくれたサポーターの皆さん、あなた達は僕にとってまさに文字通り同志だと言える存在でした。あなた達があなた達でなかったなら、僕はここまで頑張っては来られなかったと思います。若くプロとしてこれからの選手とチームを自分と一緒に励まし支えて欲しいという自分からの働き掛けに真正面から向き合ってくれたあの日から、自分と皆さんは同志となりました。
どんな時も決して選手達を非難する事なく、出来るようになる事を期待し勝利出来るようになる事を期待し、とても忍耐強く笑顔を忘れず毎試合毎試合支えてくれた事を忘れる事はありません。選手とチームにはあなた達が必要です、是非これからも変わらぬ皆さんでいてください。自分を信じて共に闘ってくれた全ての人達に心から感謝しています、1年半ありがとうございました」

 また、監督解任に伴い、平野孝SD(スポーツダイレクター)もクラブ公式サイトにてコメントを残している。

「今シーズンの目標であるJ2昇格に向けクラブとして今後も継続的に挑戦し続けるため、第17節を終えたこれまでの道程と現時点でのチームの状況に鑑みて総合的に判断しこの結論に至りました。1年半にわたり指揮を執りチームの成長に尽力していただいた戸田和幸氏には、心からの感謝と敬意を表します。ありがとうございます。
クラブは更なる高みを目指してまいります。ファンサポーターの皆様、スポンサーの皆さま、クラブに関わってくださる多くの皆様におかれましては、引き続きのご支援とご声援を頂戴できますようよろしくお願いいたします」