伊東は3トップの右サイド、中村は3トップの左サイドでそれぞれ先発出場し、71分までプレー。町田の左サイド・杉岡大暉は伊東、右サイド・望月ヘンリー海輝は三菱養和時代の先輩・中村と激しいマッチアップを繰り広げた。「特に意識はさせずに試合に入らせましたけど、結果的に伊東選手のスピードを出させてしまった。縦だけではなく、カットインからもチャンスを作れるすごさがあった。中村選手も切り返しやカットインからのチャンスメイクがあって、スタッド・ランスの両サイドからの攻撃は機能していてさすがだなと思った」と黒田監督。「日本代表にずっと名を連ねているだけあって、素晴らしいプレーヤーだという印象を受けました」と対戦を終えて感想を語った。
貴重な経験を得た町田は、初のJ1制覇に向けて勝負の終盤戦に挑む。リーグ戦は残り14試合、2位ガンバ大阪とは勝ち点5差という状況だ。「例えば我々がカウンターに出ても追いつかれてしまったシーンもあったので、これからリーグ戦を戦う中で学習して、ああいったプレーができるようにトレーニングをしていきたい。いい勉強・収穫になったなと思います。