前半は直接得点には絡まなかったが、「前半、何度かもう少しでチャンスになるかなという手応えはあった」という南野は、相手が前半の4バックから後半3バックにしてきたことで、「逆に自分はやりやすかった」とのことで、「1個後ろのスペースが空くし、立ち上がりすぐに僕がマッチアップしてる相手に対して先手を取れたので、出鼻を挫けたし、彼らのやりたいことをやらせずに、自分たちが試合を進められた」と思い通りに試合を進められたと振り返っている。
日本は先発で右ウイングバックに堂安律、左に三笘薫、後半途中で選手交代をしても伊東純也、前田大然と攻撃的なカードを大外に置くシステムで臨んだ。南野は「今日のシステムはモナコでも昨シーズン、何度かプレーしているフォーメーションだったので、個人的にはスムーズに試合に入れると思っていました。ブロックを作った相手に対しても、技術の高い選手がいるので、(自分は)より動き回ってスペースを空けたり、飛び込んでいくところと、奪われた瞬間の切り替えを意識して試合に入りました」と、クラブチームでのやり方、経験をうまく行かせたとコメント。今シーズンも開幕から好調を維持しているモナコでの流れのまま、代表活動での好パフォーマンスにつながったようだ。
2得点でPlayer of the Matchに輝いたが、「後半は周りの選手のおかげで(前半の手応えが)実り、得点することができたので、チーム全体のパフォーマンスとしても、個人的にもすごくうれしいです」と勝利を喜んでいる。
日本はこの後、バーレーンに移動してアウェイゲームを10日に戦う。そのバーレーンはほぼ同時刻に行われていたオーストラリアとのアウェイゲームに1-0で勝利し、勢いに乗った状態で日本と対戦することになる。「次のバーレーンも結果を見ると侮れない相手というか、最終予選は何があるかわからないと感じているので、しっかりいい準備して、また次も頑張りたいと思います」と、一戦必勝で次の試合に向けてフォーカスしていくと話している。
【ゴール集】日本代表、圧巻の7得点で最終予選快勝スタート!