ナショナル・ウィメンズ・スーパーリーグ(NWSL/アメリカ女子リーグ)のエンジェル・シティFCは5日、日本女子代表(なでしこジャパン)MF遠藤純との契約延長を発表した。新たな契約期間は2027年までとなっている。


 2000年5月24日生まれで現在24歳の遠藤は2018年に特別指定選手として日テレ・ベレーザ(現:日テレ・東京ヴェルディベレーザ)に登録され、翌年に正式加入を果たした。同クラブで主力として活躍し、なでしこリーグ制覇や皇后杯優勝などに貢献すると、2021年12月にエンジェル・シティFCへの完全移籍が決定。アメリカの地ではここまで公式戦通算47試合に出場し4ゴールをマークしている。

 また、2019年2月にデビューした日本女子代表(なでしこジャパン)では国際Aマッチ通算43試合に出場し5ゴールをマークし、2度のFIFA女子ワールドカップや2021年の東京オリンピックでメンバー入りを果たした。今夏のパリ・オリンピック2024での活躍にも期待が寄せられていたが、2月のトレーニングキャンプ中に左前十字じん帯損傷の大ケガを負い欠場を余儀なくされた。

 契約延長が発表された遠藤はクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「エンジェル・シティに残ることができてとても嬉しいです。ケガのリハビリ中、BMOスタジアムの素晴らしいファンのために再びプレーできると思うとモチベーションが高まりますし、ピッチに立てなくても試合の日を楽しみにしています。このクラブに残ることになった今、ファンのためにプレーできる日を夢見ていますし、チームメイトとともにピッチに立つのが待ち切れません」

「応援と愛が私を導いてくれるでしょう。もう少し時間はかかりますが、ピンク色の髪の毛が戻ってきます! みなさんのサポートに感謝していますし、再びプレーするのが待ち切れません」

 また、エンジェル・シティFCのアンジェラ・ハクレス・マンガーノGM(ゼネラルマネージャー)は「ジュンがこのクラブでプロとしてのキャリアを続けることを非常に嬉しく思う。彼女のこのクラブへのコミットメントと献身、そしてフィールド上での貢献は、我々がスポーツ的目標を達成する手助けをしてくれる」とコメントしている。
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