イギリスメディアの『スカイ・スポーツ』は7日、2023-24シーズン限りでリヴァプールの監督を退任したユルゲン・クロップ氏が、教え子の引退試合のためにドルトムントで指揮を取ると報じた。

 現在57歳のクロップ氏は現役時代にマインツなどでDFとして活躍し、引退後は指導者に転身。
フランクフルトのユースコーチや古巣マインツの監督を歴任した後、2008年に就任したドルトムントでは元日本代表MF香川真司(現:セレッソ大阪)などを指導し、ブンデスリーガ2連覇を含め約7年間の在任期間で合計5つのタイトルを獲得した。

 2015年夏にはリヴァプールの指揮官に就任。初年度からリーグカップやヨーロッパリーグ(EL)で決勝進出を果たすと、翌2016-17シーズンはプレミアリーグを4位で終えチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。2018-19シーズンにはチームを14年ぶり6度目のCL制覇に導き、翌2019-20シーズンにはプレミアリーグで30年ぶりの優勝を成し遂げた。リヴァプールでは合計7つのタイトルを獲得しサポーターからも愛されていたが、エネルギーが消耗したことを理由に、2023-24シーズン限りで同クラブの監督を退任した。

 今回の報道によると、クロップ氏のドルトムント時代の教え子であるヤクブ・ブワシュチコフスキ氏とウカシュ・ピシュチェク氏(現ドルトムントのアシスタントコーチ)の引退試合が7日にドルトムントの本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクで開催され、クロップ氏はこの試合で指揮を取る予定のようだ。

 またドルトムントはクラブ公式Xで、教え子の引退試合を前にしたトレーニングに参加するクロップ氏の様子を紹介している。


【動画】教え子の引退試合を前にしたトレーニングに参加するクロップ氏


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