4日に行われた第1戦では、札幌が退場者を出したこともあり、横浜FMが植中朝日と天野純の2ゴールなど大量6得点で先勝を収めた。
試合の均衡が破れたのは14分、横浜FMが札幌を突き放す先制点を獲得する。スルーパスに抜け出したヤン・マテウスが、相手GKをかわして冷静にゴールへと流し込んだ。
1点ビハインドで折り返した札幌は、48分に1点を返す。右サイドからカットインした菅大輝が左足一閃。シュートは相手DFに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれた。
77分、札幌が2点目を獲得する。青木亮太がカットインからゴールに向かう柔らかいボールを供給。ファーに飛び込んだ菅が左足アウトサイドで合わせて押し込んだ。
後半アディショナルタイム3分、札幌がさらに1点を返す。コーナーキックの混戦のなか、自身で打ったシュートのこぼれ球に素早く反応したジョルディ・サンチェスが左足を振り抜き、ゴール左下へ突き刺した。J・サンチェスは札幌加入後初得点となった。
試合はこのまま終了し、2戦合計スコア7-4で横浜FMが2年連続で準決勝に進出した。10月9日と同13日に行われる準決勝では、サンフレッチェ広島vs名古屋グランパスの勝者と対戦する。
【スコア】
北海道コンサドーレ札幌 3-1(2戦合計:4-7) 横浜F・マリノス
【得点者】
0-1 14分 ヤン・マテウス(横浜FM)
1-1 48分 菅大輝(札幌)
2-1 77分 菅大輝(札幌)
3-1 90+3分 ジョルディ・サンチェス(札幌)