今回の最終予選におけるアウェイ初陣となった一戦は、序盤こそやや攻めあぐねたものの、37分にFW上田綺世(フェイエノールト/オランダ)のPKで先手を取る。後半に入ると、立ち上がりの47分に上田がこの日2点目を奪うと、61分と64分にはMF守田英正(スポルティング/ポルトガル)がゴール。終盤に差し掛かっても攻撃の手を緩めることなく、81分にはFW小川航基(NEC/オランダ)がトドメの5点目を奪った。試合はこのまま終了。日本代表は2試合で12得点と圧巻の攻撃力を見せつけ、2連勝を飾った。
2列目でスタメン出場し、82分にFW浅野拓磨(マジョルカ/スペイン)が投入されてからは3列目にポジションを落とした鎌田は、フル出場した一戦を振り返って、「アウェイでのこの暑さでしたし、前半は相手がモチベーションを高く持って入ってくることはわかっていました」と発言。「僕たちは自分たちのやるべきことをやって、誰一人として軽い守備はなかったと思います。結果として、耐えて(前半のうちに)1点取れたことで、後半は相手も間延びしていました」と試合展開に触れ、「難しい内容でしたが、前半の内容が大事だったのかなと思います」と語った。
鎌田の言葉のなかにもあったように、チームは今回の最終予選で初のアウェイゲームに臨むにあたって、前半の戦い方を強く意識していたという。鎌田は「ホームで良い形で終われたことは重要でしたが、最終予選におけるアウェイの試合が難しさは、多くの選手が前回も経験していたことです。その経験を活かせたことが良かったと思います」と強調した。
これで、日本代表はグループCで唯一となる2連勝と好スタートを切り、10月シリーズに備えることとなった。
「代表チームだけでなく、所属チームに帰れば、難しいポジション争いも待っています。自チームで活躍をして、それぞれが代表に戻ってくることが大事だと思います」
これにてアジア最終予選の9月シリーズは終了。第3節は10月10日に予定されており、日本代表は敵地でサウジアラビア代表と対戦する。試合は日本時間で10日の27時00分(11日の3時00分)キックオフ予定だ。
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