現在25歳のルニンは母国のFCドニプロやFCゾリャ・ルハーンシクを経て、2018年夏にレアル・マドリードへ完全移籍で加入。その後はレガネスやバジャドリード、レアル・オビエドへのレンタル移籍を経て、2020年夏に復帰した。長らく控えGKという位置付けだったものの、正守護神を務めるベルギー代表ティボー・クルトワが長期離脱を余儀なくされた昨シーズンは公式戦通算31試合に出場。ラ・リーガおよびチャンピオンズリーグ(CL)制覇に貢献した。
そんなルニンの現行契約は2025年6月末で満了に。かねてから契約延長の可能性が報じられているが、現時点で新契約は締結されておらず、今夏の移籍市場で複数クラブから関心を寄せられたこともあり、去就には注目が集まっている。
退団の可能性も報じられていたルニンだが、今夏以降もレアル・マドリードに残留し、新たな契約にサインする可能性が高まっているようだ。報道によると、ルニンとレアル・マドリードは契約期間を2028年6月末まで延長することで合意に達したとのこと。当初はクルトワ復帰による出場機会減少への懸念から返事を保留していたルニンだったが、最終的には正守護神との競争を決断したようだ。早ければ今週中にも正式発表が行われる見通しだという。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、レアル・マドリードとルニンが3年間の契約延長で合意に達したと指摘。今シーズンはクルトワがここまで全試合でスタメン起用されており、ルニンは出番に恵まれていないものの、クラブからの信頼は厚いようだ。