インテルがオランダ代表DFデンゼル・ダンフリースとの契約延長に近づているようだ。11日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 現在28歳のダンフリースは2014年夏にスパルタ・ロッテルダムの下部組織へ加入し、翌年夏にトップチーム昇格を果たした。その後、ヘーレンフェーンとPSVを経て、2021年夏にインテルへ完全移籍加入。3-5-2システムを採用するシモーネ・インザーギ監督の下で右ウイングバック(WB)の主力に定着すると、ここまで公式戦通算134試合の出場で11ゴール20アシストを記録し、セリエA制覇やコッパ・イタリア優勝に貢献している。

 そんなダンフリースの現行契約は2025年6月末で満了に。クラブ側はかねてから契約延長に向けた動きを見せているものの、交渉はなかなか進展せず。今夏にはマンチェスター・ユナイテッドからの関心も明らかになるなど、退団の可能性も報じられていた。

 依然として去就に注目が集まるダンフリースだが、インテルとの新契約にサインする可能性が高まっているようだ。報道によると、具体的な期間こそ明らかになっていないが、両者の交渉は契約延長という形で合意に達しつつあるとのこと。現時点では、関係者の間で最終合意に向けて楽観的なムードが漂っているという。なお、契約延長に際し、ダンフリースの年俸額は400万ユーロ(約6億3000万円)となる可能性が高いと報じられている。
 
 在籍4年目の今シーズンは開幕から3試合連続でスタメンを外れ、ここまで42分間の出場に留まっているダンフリース。長期間に渡る交渉の末、ついにインテルと中長期的な将来を約束することになるのだろうか。
今後の動向にも注目が集まる。
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