3連勝で最下位を脱出した札幌が、連勝中の7位東京Vを『大和ハウス プレミストドーム』に迎えての一戦。
後半開始早々、札幌に決定機が訪れる。鈴木武蔵のスルーパスに抜け出した駒井善成がペナルティエリア中央からシュートを放ったものの、相手GKマテウスに防がれる。その直後には菅大輝が左足で際どいミドルシュートを放ったものの、これはわずかに枠の上へと外れた。
試合の均衡が破れたのは54分、東京Vが先制点を奪う。浮き球に抜け出した山見大登がペナルティエリア左から折り返したボールは味方につながらず。それでも、山田がこぼれ球を回収すると、冷静に相手をかわし、落ち着いてゴールへと流し込んだ。
追いかける展開となった札幌は64分からアマドゥ・バカヨコとジョルディ・サンチェスを投入し、さらに岡村大八を前線に配置して早い時間からパワープレーに打って出る。
突き放したい東京Vは80分、敵陣でのボール奪取からロングカウンターに転じ、長い距離を単独で運んだ木村勇大がゴールネットを揺らす。しかし、木村のドリブルとは別の場所で東京Vの選手が札幌の守備を妨害していたとして、オンフィールドレビューの結果、東京Vの追加点は取り消された。
最後までお互いにゴールを目指すなか、東京Vが試合終了間際にトドメの追加点。
試合はこのまま終了し、札幌は5試合ぶり黒星、東京Vは今季初の3連勝となった。次節、札幌は21日に敵地でFC町田ゼルビアと、東京Vは22日にホームでサガン鳥栖と対戦する。
【スコア】
北海道コンサドーレ札幌 0-2 東京ヴェルディ
【得点者】
0-1 54分 山田楓喜(東京V)
0-2 90+7分 チアゴ・アウベス(東京V)
【ゴール動画】東京V山田楓喜が冷静な先制弾