2024明治安田J1リーグ第30節が13日と14日に行われた。

 サンフレッチェ広島の連勝は「7」で止まった。
敵地の鹿島アントラーズ戦で相手の先制を許したものの、ゴンサロ・パシエンシアの加入後初得点などで逆転に成功する。しかし、終盤に鹿島の17歳FW徳田誉にJ1初ゴールを許して追いつかれ、2-2のドローに終わった。

 敵地でアビスパ福岡と対戦したFC町田ゼルビアは、前半に中山雄太と昌子源が負傷交代するアクシデントが発生。それでも、後半に藤本一輝の2ゴールとナ・サンホの見事なコントロールショットで3点を奪い、町田は3試合ぶりの白星で首位に返り咲いた。

 ホームでセレッソ大阪と対戦したヴィッセル神戸は序盤に2点を先行すると、後半に1点を返されたものの、逃げ切って3連勝。一方、C大阪は4連敗で8戦未勝利となった。

 マチェイ・スコルジャ監督が復帰した浦和は、敵地でガンバ大阪と激突。49分に関根貴大がヘディングシュートを叩き込んで先制すると、この1点を守り抜いて7試合ぶりの白星を掴んだ。なお、浦和の元日本代表MF原口元気は76分からのプレーで約10年ぶりのJ1出場となった。

『国立競技場』ではFC東京名古屋グランパスが対戦。FC東京は13分に東慶悟がゴール前のこぼれ球を押し込み先制すると、31分にはディエゴ・オリヴェイラがPKを沈めてリードを広げる。後半に入ってもFC東京の勢いは止まらず、65分に高宇洋、81分には仲川輝人が追加点を挙げる。
85分に1点を返されたものの、4-1で勝利したFC東京はリーグ戦7試合ぶりの白星となった。

 ホームに湘南ベルマーレを迎え撃ったアルビレックス新潟は、8分に小野裕二が先制点を挙げ、32分には長倉幹樹がゴール前での落ち着きを見せて追加点をマーク。新潟が75分に谷口海斗がダメ押しの3点目を奪う。すると80分、湘南のルキアンが不要なラフプレーで一発退場。その後に数的不利の湘南に1点を返された新潟だったが、3-1の勝利で6戦無敗となった。

 ジュビロ磐田は敵地で柏レイソルを撃破。5分に渡邉りょうが試合の均衡を破ると、26分には中村駿がリードを広げる。序盤の2点を守り抜いて3試合ぶりの白星を掴んだ磐田は、17位湘南との勝ち点差を「1」に縮めた。

 京都サンガF.C.は退場者を出した横浜F・マリノスを下して3連勝。東京ヴェルディは北海道コンサドーレ札幌に2-0の完勝を収め、今季初の3連勝で横浜FMをかわして6位に浮上した。最下位サガン鳥栖は土壇場で勝ち越しを許し、打ち合いの末、川崎フロンターレに敗れた。

 今節の試合結果と順位表、今後の対戦カードは以下の通り。


■J1第30節
▼9月13日(金)
川崎フロンターレ 3-2 サガン鳥栖
ヴィッセル神戸 2-1 セレッソ大阪
横浜F・マリノス 1-2 京都サンガF.C.

▼9月14日(土)
北海道コンサドーレ札幌 0-2 東京ヴェルディ
鹿島アントラーズ 2-2 サンフレッチェ広島
アビスパ福岡 0-3 FC町田ゼルビア
柏レイソル 0-2 ジュビロ磐田
FC東京 4-1 名古屋グランパス
アルビレックス新潟 3-1 湘南ベルマーレ
ガンバ大阪 0-1 浦和レッズ

■順位表
※()内は勝ち点/得失点差

1位 町田(58/+24)
2位 広島(56/+25)
3位 神戸(55/+19)
4位 鹿島(49/+10)
5位 G大阪(48/+9)
6位 東京V(44/-2)
7位 横浜FM(41/+5)
8位 FC東京(41/-1)
9位 浦和(39/+6)
10位 新潟(39/0)
11位 C大阪(38/-3)
12位 福岡(38/-5)
13位 川崎F(37/+3)
14位 名古屋(37/-5)
15位 京都(37/-11)
16位 柏(33/-10)
17位 湘南(32/-6)
18位 磐田(31/-13)
19位 札幌(25/-23)
20位 鳥栖(24/-22)

■今後の対戦カード
【第29節延期分】
▼9月18日(水)
19:00 名古屋 vs 新潟

【第31節】
▼9月21日(土)
18:00 鹿島 vs 柏
19:00 浦和 vs FC東京
19:00 町田 vs 札幌
19:00 磐田 vs 福岡

▼9月22日(日・祝)
16:00 名古屋 vs 川崎F
18:00 東京V vs 鳥栖
18:00 新潟 vs 神戸
18:30 広島 vs 横浜FM
19:00 湘南 vs C大阪
19:00 京都 vs G大阪


【ゴール動画】スコルジャ帰還の浦和、関根貴大の1点を守り抜きG大阪を撃破!

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