欧州サッカー連盟(UEFA)は今シーズンよりチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)のフォーマットを大幅に変更。出場枠が「36」に拡大されたCLでは、昨シーズンまでのグループステージ制が廃止となり、全チームが1つのリーグフェーズに参加し、その成績によって決勝トーナメントへの切符を争うこととなる。
各チームはリーグフェーズでホームとアウェイでそれぞれ4試合ずつ、合計8試合を戦う。昨シーズンまで採用されていたグループステージ制での試合数は1チームあたり6試合だったため、予選段階において各チームの試合数が増加することに。また、リーグフェーズで9位から24位に入った場合、決勝トーナメント進出をかけたプレーオフに回るため、試合数はさらに増えることとなる。
これにより、UEFA主催のコンペティションに参加するチームは過密日程を強いられることに。リヴァプールも現地時間17日に控えるCL・リーグフェーズ第1節のミラン戦を皮切りに、10月5日までの19日間で合計6試合を戦うこととなる。こうした試合日程についてアリソンは「サポーターにとっては素晴らしいことだと思う。試合数が増え、規模も拡大し、強豪同士が対戦するようになるからね」と前置きしつつ、次のように持論を展開している。
「誰も選手に対して『試合数を増やすことについてどう思うか』と聞かないので、僕たちの意見は重要ではないのかもしれない。でも、試合数が増えることについて僕たちがどう思っているかはみんな理解している。うんざりしているんだ。
「人々がより多くの試合を望んでいることは理解できる。でも、カレンダーを編成する責任者が一堂に会し、選手を含めたすべての関係者の意見を聞くのが妥当だろう。僕たちも耳を傾けられ、サッカーの目指す方向性の背後にある考えを理解する必要がある。結局のところ、僕たちが望んでいるのはベストを尽くすことだけだ。疲れていたら高いレベルで戦えない。解決策が必要だが、サッカーと選手にとって良い解決策に近づいているようには見えない」