チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節が17日に行われ、ユヴェントス(イタリア)とPSV(オランダ)が対戦した。

 今夏にチアゴ・モッタ監督が就任したユヴェントスは、セリエA開幕2連勝を飾ったものの、第3節、第4節は2試合連続のスコアレスドローに終わった。
一方、PSVはエールディヴィジの開幕5試合で20得点3失点、5連勝と好調を維持してCLへ臨んだ。

 前半立ち上がりはユヴェントスがボールを動かす展開になったが、PSVも前からプレスをかけて積極性を示す。互いにチャンスの少ない展開になったが、PSVは7分にMFヨエイ・フェールマンがミドルシュート。10分にはDFリチャード・レデスマのクロスにMFフース・ティルが合わせてゴールを脅かした。

 その後もPSVがチャンスを作る展開になったが、21分にユヴェントスが試合を動かす。今季背番号「10」を継承したFWケナン・ユルディズが左サイドからカットインすると、ペナルティエリア内へ侵入して右足を振り抜く。ファーに放たれた鋭いシュートは、右ポストの内側に当たってゴールに吸い込まれた。ユルディズは、レジェンドOBアレッサンドロ・デル・ピエロ氏の記録を更新するクラブ史上最年少(19歳136日)でのCL初得点となった。

 ユルディズのCLデビュー戦ゴールで先制に成功したユヴェントスは、試合の流れを引き寄せた。27分、FWニコラス・ゴンサレスが右サイドを力強く突破すると、FWドゥシャン・ヴラホヴィッチが触り、ペナルティエリア内のこぼれ球を最後はMFウェストン・マッケニーがゴールへ押し込んだ。先制の勢いそのままに追加点を奪ったユヴェントスが2点のリードで前半を折り返した。

 後半もユヴェントスが余裕をもってプレーし、52分に再び試合を動かす。
中盤でボールを奪うと、ヴラホヴィッチの絶妙なスルーパスからニコラス・ゴンザレスがGKとの1対1を迎え、これを冷静にフィニッシュした。ニコラス・ゴンサレスの移籍後初ゴールでリードを3点に広げた。

 後半アディショナルタイムにPSVもイスマエル・サイバリが追撃の1点を決めたが、反撃はここまで。試合は3-1で終了し、ユヴェントスが初戦で価値ある勝ち点3を手にした。

 CLリーグフェーズ第2節は現地時間10月1日から2日にかけて行われ、ユヴェントスは2日にアウェイでライプツィヒ(ドイツ)、PSVは1日にホームでスポルティング(ポルトガル)と対戦する。

【スコア】
ユヴェントス 3-1 PSV

【得点者】
1-0 21分 ケナン・ユルディズ(ユヴェントス)
2-0 27分 ウェストン・マッケニー(ユヴェントス)
3-0 52分 ニコラス・ゴンサレス(ユヴェントス)
3-1 90+3分 イスマエル・サイバリ(PSV)


【ハイライト】ユヴェントス vs PSV


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