ここまで29試合を消化し、11勝4分14敗の成績で14位につけている名古屋。
序盤はホームの名古屋が主導権を握る。3分、三國ケネディエブスのロングフィードを起点に右CKを獲得すると、徳元悠平のクロスから和泉竜司のヘディングシュートが枠を捉えるも、新潟のGK小島亨介が好セーブ。15分には敵陣内でルーズボールを拾った徳元悠平が左サイドのスペースに展開し、パスを受けた森島司が左足で絶妙なクロスを供給。ファーサイドから走り込んだ野上結貴がヘディングシュートを叩き込み、名古屋が先制に成功した。
リードを奪った名古屋は32分にも決定機。新潟のGK小島の縦パスをインターセプトした徳元がドリブルでボックス内に侵入し、左の森島へラストパス。しかし、至近距離から放たれたシュートは距離を詰めたGK小島にブロックされる。
すると44分、名古屋はピッチ中央付近でボールを奪い、椎橋慧也が素早く相手DFラインの背後へスルーパスを供給。抜け出した永井謙佑がネットを揺らし、前半でリードを2点に広げた。
後半は拮抗した展開が続く。72分、2点ビハインドの新潟は右サイドで起点を作り、宮本英治がボックス内にラストパスを送る。走り込んできた長倉が相手DFを背負い、反転からシュートを放ったが上手くミートすることができない。対する名古屋は78分、自陣でボールを奪って素早く右サイドへ展開すると、ドリブルで持ち上がった菊地泰智がボックス手前から左足でシュート。美しい弧を描いたシュートがゴール左隅に吸い込まれ、リードを3点に広げた。菊地は嬉しいプロ初ゴールとなっている。
90分には新潟が波状攻撃を見せ、ボックス内の長倉と小野裕二が立て続けにシュートを放ったが、GKミッチェル・ランゲラックが好セーブを連発し、追撃の1点を与えない。試合はこのまま終了し、名古屋が2試合ぶりの白星を飾った。対する新潟は7試合ぶりの黒星となっている。
【スコア】
名古屋グランパス 3-0 アルビレックス新潟
【得点者】
1-0 15分 野上結貴(名古屋グランパス)
2-0 44分 永井謙佑(名古屋グランパス)
3-0 78分 菊地泰智(名古屋グランパス)