21年ぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルは、ウルヴァーハンプトン(ウルブス)との開幕戦を2-0で制すと、続く第2節は敵地で“難敵”アストン・ヴィラを撃破。退場者を出したブライトン戦は引き分けに終わったものの、直近で行われたトッテナムとのノースロンドン・ダービーでは、デクラン・ライスとマルティン・ウーデゴーアを欠きながらも完封勝利を収めた。
まずまずのスタートを切ったアーセナルにおいて際立っているのが堅守だ。昨シーズンのプレミアリーグで最少失点を記録した守備陣は今シーズンも抜群の安定感を誇り、ここまで4試合で喫した失点はわずかに「1」。とりわけセンターバック(CB)の一角を担うサリバは圧巻のパフォーマンスを披露しており、アグレッシブかつ堅実な守備対応でチームを後方から支えている。
堅守際立つアーセナルの次なる相手はプレミアリーグ4連覇中の絶対王者マンチェスター・シティ。前人未到の5連覇を目指す今シーズンもここまで唯一の4連勝を記録しており、現時点での総得点もリーグ最多の「11」。なかでも“怪物”の異名を取るノルウェー代表FWアーリング・ハーランドはすでに9ゴールを挙げるなど、シーズン序盤にして得点量産体制に入っている。
リーグ屈指の守備力を誇るアーセナルと、リーグ屈指の攻撃力を誇るマンチェスター・シティによる大一番。ハーランドとのマッチアップも予想されるサリバは試合に向けた意気込みを次のように示している。
「彼(ハーランド)は素晴らしい選手だし、世界最高の選手の一人だ。彼との対戦は難しいが、昨シーズンの対戦では彼の得点を阻止するために全力を尽くし、結果として彼は無得点だった。
サリバとハーランドのマッチアップにも注目が集まる大一番は、日本時間23日の午前0時30分キックオフ予定だ。