チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節が19日に行われ、アトレティコ・マドリード(スペイン)とライプツィヒ(ドイツ)が『シビタス・メトロポリターノ』で対戦した。

 今夏大型補強を敢行したアトレティコは、ラ・リーガ開幕5試合を3勝2分でスタート。
直近のバレンシア戦では新加入MFコナー・ギャラガー、FWフリアン・アルバレスに初得点が生まれ、今季初の2連勝を飾った。一方、ライプツィヒは開幕節でボーフムに勝利すると、第2節で昨季の無敗王者レヴァークーゼンを撃破。第3節ウニオン・ベルリン戦はドローに終わったものの、2勝1分でCL初戦へ臨む。

 試合は立ち上がりに動いた。ライプツィヒが自陣から電光石火のカウンターを発動。FWベンヤミン・シェシュコが中央を突破してラストパスを送ると、FWロイス・オペンダが右足を振り抜く。鋭いシュートをGKヤン・オブラクも弾くが、最後はシェシュコがゴールへ押し込んだ。ライプツィヒが開始4分でラ・リーガ4試合連続無失点中のアトレティコ相手にゴールを奪い、先制に成功する。

 早々に1点を追いかける展開になったアトレティコは、ライプツィヒの守るゴールに襲い掛かる。しかし、ライプツィヒもGKペーテル・グラーチがビッグセーブを見せて得点を許さない。

 それでも28分にアトレティコが牙城を破る。右サイドからMFマルコス・ジョレンテがクロスを入れると、ゴール前でフリーになったアントワーヌ・グリーズマンが見事にボレーで合わせる。
ピッチに強く叩きつけたシュートはゴールに突き刺さり、アトレティコが同点に追いついた。

 その後は両チームともにゴールに迫る場面を作ったが、アトレティコGKヤン・オブラクとライプツィヒGKグラーチが互いに好セーブを披露し、得点を許さなかった。

 このまま終了かと思われた90分、アトレティコが均衡が破る。左サイドからグリーズマンがクロスを供給すると、DFホセ・マリア・ヒメネスが高い打点でヘディング。シュートはゴールネットに突き刺さり、これが決勝点になった。

 試合は2-1で終了。アトレティコがライプツィヒを下して、CL初戦白星スタートを飾った。

 CLリーグフェーズ第2節は現地時間10月1日から2日にかけて行われ、アトレティコ・マドリードはアウェイでベンフィカ(ポルトガル)、ライプツィヒはホームでユヴェントス(イタリア)と対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 2-1 ライプツィヒ

【得点者】
0-1 4分 ベンヤミン・シェシュコ(ライプツィヒ)
1-1 28分 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)
2-1 90分 ホセ・マリア・ヒメネス(アトレティコ・マドリード)
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