昨季はリヴァプールで主力として活躍した日本代表MF遠藤航だが、今季は出場機会の確保に苦しんでいる。イギリスメディア『コートオフサイド』は20日、遠藤について「オランダ人監督の計画に含まれていない」と報道。
アルネ・スロット新監督にとって、遠藤が事実上構想外となっている可能性を示唆した。

 2023年8月にシュトゥットガルトからリヴァプールへと完全移籍した遠藤は、昨季序盤こそ適応に苦しんだ感もあったが、徐々に出場機会を確保。最終的には中盤アンカーポジションのレギュラーとなり、ユルゲン・クロップ前監督の期待に応えてみせた。

 しかし、今夏に指揮官がスロット監督へと変わると、遠藤の序列は低下。公式戦出場は2試合にとどまり、プレー時間はわずか2分のみとなっている。

『コートオフサイド』は「ワタル・エンドウはクラブで不確かな将来に直面している選手の一人だ」と、遠藤の去就が不透明なものになっていることについて言及。「昨季リヴァプールの重要な選手の一人だったこの日本人MFにとって、今がキャリアにおける転機だ」と、退団の可能性についても触れた。

 また、イギリスメディア『アスレティック』のイギリス人記者アンディ・ジョーンズ氏は20日、同メディアのポッドキャストで「今年に関して言えば、ワタルの役割は試合に先発出場することではなく、試合の最後の20分、15分をこなすことだと思う」と、今後も途中投入がメインとなる可能性を指摘。「彼はボールを動かし続けることができ、単純なプレーもできる。ただ、それほど進歩的なパスを出す選手ではない。それが問題だ」と語った。
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