アトレティコ・マドリードは9月30日、違反行為者に生涯入場禁止処分を科したことを報告した。

 9月29日に行われた“マドリード・ダービー”では、本拠地『シビタス・メトロポリターノ』の南スタンドに陣取るウルトラスのフレンテ・アトレティコが、相手GKティボー・クルトワに対して、ライター等を投げつける行為に及び、試合が一時中断する事態にまで発展。
主将MFコケやCBホセ・マリア・ヒメネス、ディエゴ・シメオネ監督が冷静になるように促す様子もカメラに捉えられていた。

 そんな中で30日、アトレティコ・マドリードはクラブ公式サイトにて声明を掲載。対象者の特定と処分を報告した他、新たな“ルール”を設けることを伝えている。

「当クラブは昨日、クラブのセキュリティ部門と地元警察の協力の下で、ダービーにて投擲行為に及んだ人物を特定し、生涯入場禁止処分に科しました。私たちのセキュリティ部門は、引き続き地元警察と協力し、残りの関係者の特定を進めており、発見次第同様の処分を適用する予定です」

「また当クラブは、スタジアム内で身元を隠すために、顔の識別を妨げるマスクや衣類等のアイテム着用を禁止することを、今後早急にルールとして明文化するつもりです。この規則に抵触した場合は、即刻退場となります」

「あらゆる形態の暴力を根絶するというクラブの確固たる信念と、スポーツの価値を守る姿勢は疑いの余地がありません。私たちは、今後もこのような行為の撲滅を目指し、全力を尽くして取り組み続けていきます。昨日、大多数の人々が模範的な態度で示したように、少数の人々がユニークなサポーターのイメージを傷つけることを許してはなりません」
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