1983-84シーズン以来となる優勝に向け、今シーズンのELを戦うトッテナム。
試合は、16分にフェレンツヴァーロシュが決定機を創出。味方のロングボールを受けたヴァルガ・バルナバーシュが、芸術的なヒールパスでアダマ・トラオレに繋ぐ。右サイドを運びながら逆サイドに展開し、エルダル・チビッチがボックス内にクロス。大外から飛び込んできたバルナバーシュが頭でネットを揺らす。しかし、VARの介入により判定はオフサイドへ変更。トッテナムは救われる形となった。
すると、23分にトッテナムが均衡を破る。右サイドでボールを受けたマイキー・ムーアがカットインし、右足でペナルティエリア内にパス。相手選手が触れたボールがウィル・ランクシャーに流れ、ボックス内で混戦が生まれる。
後半立ち上がりの48分には、かつてジェフユナイテッド千葉でも活躍したサウダーニャがチャンスを作る。トッテナムが自陣右サイドでスローインを獲得すると、アビブ・マイガが鋭い出足でボールを奪取。パスを受けたサウダーニャが右足に持ち替えてシュートを狙ったものの、わずかに枠の右へと外れた。
以降は、互いに決定機を作れないまま時間が経過。そんななか、80分にトッテナムが自陣からビルドアップ。ベン・デイヴィスが斜めにパスを差し込み、デヤン・クルゼフスキを経由してアーチー・グレイにボールが渡る。ボックス手前まで運んだタイミングで、右サイドのブレナン・ジョンソンへと展開。ワンタッチでシュートを放つが、クロスバーに弾かれてしまった。
攻勢を強めるトッテナムは、86分にGKから繋いでボールを前進。マイキー・ムーアが左サイドのライン際から斜めにスルーパスを送る。
後半アディショナルタイムに1点を返されたトッテナムだったが、リードを守り切って試合は終了。2-1で勝利してEL連勝を飾った。次節は23日から24日にかけて行われ、フェレンツヴァーロシュは24日にホームでニース(フランス)と対戦。トッテナムは24日にホームでAZ(オランダ)と対戦する。
【スコア】
フェレンツヴァーロシュ 1-2 トッテナム
【得点者】
0-1 23分 パペ・マタル・サール(トッテナム)
0-2 86分 ブレナン・ジョンソン(トッテナム)
1-2 90分 ヴァルガ・バルナバーシュ(フェレンツヴァーロシュ)