リーグ・アン第7節が6日に行われ、スタッド・ランスとモンペリエが対戦した。

 ここまで3勝2分1敗の成績で勝ち点「11」を積み上げているスタッド・ランスは、8月17日に行われた開幕節のリール戦(●0-2)以降は無敗をキープ。
現在5試合連続で少なからずの勝ち点を積み上げているなか、今節はここまで1勝1分4敗と苦しむモンペリエをホームに迎える。スタッド・ランスに所属する伊東純也は開幕から7試合連続、中村敬斗は3試合連続のスターティングメンバーに名を連ねている。

 試合は立ち上がりの6分に動く。スタッド・ランスはスルーパス1本で右サイドを抜け出したウマル・ディアキテがシンプルにクロスボールを送ると、ニアサイドに飛び込んだマーシャル・ムネツィが頭で合わせる。強烈なヘディングシュートを沈め、スタッド・ランスが早々とリードを奪った。

 続く24分には好調の日本代表アタッカーが魅せる。ペナルティエリア手前左寄りの位置で短くなったクリアボールを拾った中村は、うまくボールをキープして中央へ持ち出し、腰を捻りながら強引に右足を振り抜く。強烈な一撃はゴール左隅に突き刺さり、スタッド・ランスが追加点。中村個人としては、これで圧巻の4試合連続ゴールで、チーム最多得点者に躍り出た。

 2点を失ったモンペリエも、前半の終盤に差し掛かったアルノー・ノルダンがボックス手前から強烈なミドルシュートを叩き込み、1点差にに詰め寄って前半を終える。

 だが、後半に入っても次の1点はスタッド・ランスに生まれた。57分、左サイド高い位置でスローインのボールを受けた中村が、中央を向いて右足でインスイングのクロスボールを送ると、これがディアキテの頭にピタリ。
中村が今度はアシストで違いを見せ、スタッド・ランスがリードを広げた。

 このままスタッド・ランスの2点リードで後半アディショナルタイムに突入。モンペリエはノルダンのこの日2点目となる左足シュートで1点を返したものの、直後にはモハメド・ダラミーの放ったシュートがボックス内でのハンドを誘発し、スタッド・ランスがPKを獲得。テディ・テウマが仕上げのゴールを奪い、4-2でタイムアップを迎えた。

 スタッド・ランスは2連勝を飾るとともに、これで6試合負けなしに。伊東と中村は83分までプレーし、同じタイミングでピッチを後にした。

 この後、欧州各国主要リーグはインターナショナルマッチウィークに突入。次節は20日に行われ、スタッド・ランスは敵地でオナイウ阿道所属のオセールと、モンペリエはホームでマルセイユと、それぞれ対戦する。

【スコア】
スタッド・ランス 4-2 モンペリエ

【得点者】
1-0 6分 マーシャル・ムネツィ(スタッド・ランス)
2-0 25分 中村敬斗(スタッド・ランス)
2-1 37分 アルノー・ノルダン(モンペリエ)
3-1 57分 ウマル・ディアキテ(スタッド・ランス)
3-2 90+1分 アルノー・ノルダン(モンペリエ)
4-2 90+3分 テディ・テウマ(PK/スタッド・ランス)


【ゴール動画】中村敬斗の4試合連続ゴール!

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