UEFAネーションズリーグ(UNL)リーグA・グループ1の第3節が12日に行われ、ポーランド代表とポルトガル代表が対戦した。

 ポルトガル、ポーランド、クロアチア、スコットランドの4チームが所属するリーグA・グループ1。
クロアチアとの初戦を2-1で勝利したポルトガルは、続くスコットランド戦でも勝利したことで開幕から無敗を維持している。グループ首位キープを目指して今節戦うのは、ここまで1勝1敗を記録しているポーランド。指揮官を務めるロベルト・マルティネス監督は、3トップにペドロ・ネト、クリスティアーノ・ロナウド、ラファエル・レオンの3名を起用した。

 試合は、10分にポルトガルが最初の決定機を作り出す。相手をポゼッションで押し込みながらヌーノ・メンデスが左サイドにパス。R・レオンが縦に運びながら左足でクロスを蹴り入れる。ブルーノ・フェルナンデスが飛び込んでくると、相手が触れたボールはGKの前に流れる。素早く反応したC・ロナウドがワンタッチでシュートを放ったものの、ボールはクロスバーに弾かれた。

 攻勢を強めるポルトガルは、直後の14分に敵陣右サイドでボールを奪取。P・ネトがスピードに乗りながら次々とDFを突破していく。ボックス内に侵入したタイミングでマーカーに止められるが、流れたボールはペナルティエリア手前で待つB・フェルナンデスのもとへ。しかし、枠を捉えた強烈なシュートはGKウカシュ・スコルプスキのビッグセーブに防がれた。


 そんななか、26分にポルトガルがスコアを動かす。バックラインから繋いでボールを前進し、左サイドのR・レオンがサポートに入ったルベン・ネヴェスへとバックパス。右足でボックス内に柔らかい浮き球のパスを送ると、抜け出したB・フェルナンデスが頭でラストパスを落とす。フリーで走り込んできたベルナルド・シウバがダイレクトでネットを揺らし、ポルトガルが先制に成功した。

 さらに37分、ハーフライン付近でボールを受けたR・レオンが左サイドから切り込むようにドリブルを開始。独力で相手選手を複数突破し、ペナルティエリア内まで運びながら左足でシュート。ボールは右ポストに弾かれるが、こぼれ球をC・ロナウドが押し込んで追加点を挙げた。なお、C・ロナウドにとっては3試合連続ゴールとなっている。

 54分には、ポルトガルが中盤右サイドで華麗なパスワークを披露。ルベン・ディアスがワンタッチで送ったパスにディオゴ・ダロトが抜け出す。ボックス右角からアーリークロスを入れると、ボールはフリーで待つC・ロナウドに渡る。シュートを打つかと思われたC・ロナウドだったが、自身の右をスプリントしてきたB・フェルナンデスへのパスを選択。
左足でゴールを狙ったが、ダイレクトのシュートは枠を外れた。

 一方のポーランドも、直後の55分にエースが決定機を迎える。敵陣左サイドでフリーキックを得ると、素早くリスタートしながら右サイドのプジェミスワフ・フランコフスキに展開。浅い位置からクロスを送り、ゴール前でロベルト・レヴァンドフスキがヘディングする。高い打点で競り勝つが、わずかにシュートは外れてしまった。

 78分に1点を返されたポルトガルだったが、終了間際には3点目を獲得。自陣ペナルティエリアでボールを奪いカウンターを仕掛けると、ネヴェスがドリブルで運びつつ左サイドに展開する。駆け上がってきたN・メンデスが途中出場のディオゴ・ジョッタにクロス。このボールがクリアを試みたヤン・ベドナレクのオウンゴールを誘発し、大きな追加点をマークした。

 結局、そのまま試合は3-1で終了。ポルトガルがポーランドに勝利した。次節は今月15日に行われ、ポーランドはホームでクロアチアと対戦。
ポルトガルはアウェイでスコットランドと対戦する。

【スコア】
ポーランド代表 1-3 ポルトガル代表

【得点者】
0-1 26分 ベルナルド・シウバ(ポルトガル代表)
0-2 37分 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)
1-2 78分 ピオトル・ジエリンスキ(ポーランド代表)
1-3 88分 オウンゴール(ポルトガル代表)
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