Jリーグは20日、2024明治安田Jリーグの入場者数が「1044万5133人」となり、リーグ戦における最多入場者数を更新したことを発表した。

 これまでのリーグ戦最多入場者数は、新型コロナウイルスによる入場制限がかかる前年の2019シーズンに記録した、リーグ戦総入場者数「1039万7482人」だった。
2024シーズンはリーグ戦全試合日程のうち89パーセントの試合を開催した時点で、最多入場者数を更新した。

 今シーズンからは全カテゴリーが20チーム制となり、J1リーグの試合数が「380」に増加したのが入場者数増加の大きな要因の一つと推測される。また、日本代表の好調によりサッカーへの関心が高まるなか、『国立競技場』で開催される「THE国立DAY」を拡大し、「ちいかわ」や「にじさんじ」といった人気コンテンツとのコラボレーションなどの施策も展開。さらに、サンフレッチェ広島の新本拠地『エディオンピースウイング広島』の開場や名門東京ヴェルディの復活も動員数増加を後押ししていることが考えられる。

 クラブ別に見ると、今季ここまで最多の入場者数を誇るのは、FC東京で「57万149人」。同クラブは今季「THE国立DAY」で4度ホームゲームを開催し、第23節アルビレックス新潟戦でクラブ史上におけるホーム最多入場者数を更新した。成績が落ち込む中でも根強いサポーター人気を誇る浦和レッズが「55万4100人」で2位。3位の名古屋グランパスが「51万624人」となっている。

 J1リーグは336試合を消化した時点で「675万3489人」の入場者数を記録。J2リーグは350試合で「259万9666人」、J3リーグは330試合で「109万1978人」を数えている。
編集部おすすめ