なでしこジャパン(日本女子代表)は23日、『MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024』韓国女子代表戦に向けて調整を行った。

 練習3日目を迎え、ピッチには招集メンバー23名全員が揃った。
ウォーミングアップ後は、内田篤人コーチが主導となりパスゲームを実施。実践練習では、約3/4サイズのピッチで2チームに分かれて、守備の仕方について様々なシチュエーションでトライを重ねた。

【ビブスありチーム】DF守屋都弥、DF石川璃音、DF熊谷紗希、DF北川ひかる、MF長野風花、MF塩越柚歩、MF千葉玲海菜、MF浜野まいか、FW藤野あおば、FW植木理子
【ビブスなしチーム】DF遠藤優、DF南萌華、DF古賀塔子、DF小山史乃観、MF長谷川唯、MF谷川萌々子、MF清家貴子、MF中嶋淑乃、FW田中美南、FW松窪真心
※GKは山下杏也加、平尾知佳、大熊茜が交代しながら務めた

 基本布陣は『4-4-2』または『4-1-4-1』で、主に前からのプレスのかけ方に取り組んだ。練習の合間には熊谷紗希が前線の選手に行くべきタイミングについてアドバイスを送るシーンも。昨日行われたミーティングでは「アグレッシブな守備(谷川萌々子)」をすることをチーム全員で確認。谷川は「布陣によってプレスのかけ方が違うので、その違いをしっかりと理解した上でみんなで合わせることができた」と振り返り、主に2列目でプレーした浜野まいかは「吹っ切って前から行くことで、後ろの選手は前の選手の意思が分かる。チームとして前から行くことを決めたので、はっきりできた」と手応えを語っている。



 全体練習は約1時間半で終了。練習後にはサッカー日本代表オフィシャルカレーとなったアパ社長カレーの贈呈式が行われ、佐々木則夫監督代行からの指名で谷川がチームを代表して受け取った。「全く知らなかったですし、ビックリしました(笑)。気づいたら自分の名前が呼ばれていた」と谷川は驚きを隠せない様子だった。

 韓国女子代表との一戦は、国立競技場にて26日(土)14時20分キックオフ。
試合の模様はTBS系列で全国生中継される。谷川は「たくさんの方が見てくれると思うので、その中でプレーできることは楽しみですし、誇りに思いながら存分に楽しんでプレーしたい」。浜野も「しっかりと勝って、見ている人に楽しんでもらえるようなプレーをしたい」と意気込んだ。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
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