日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレスは、プレミアリーグ開幕8試合で3分5敗といまだ勝利がない。降格圏の18位に沈むなか、オリヴァー・グラスナー監督が27日の第9節トッテナム戦に向けた会見に臨んだ。


 今年2月からクリスタル・パレスを率いるグラスナー監督は、2023-24シーズンのリーグ戦13試合で7勝3分3敗の好成績を収めた。しかし、今季はここまで5得点11失点と攻守のバランスを欠いており、直近は3連敗を喫している。

 解任の噂が流れるなか、グラスナー監督は自身にかかるプレッシャーに言及。「私たちは常にプレッシャーにさらされている。特に望んでいる結果が出ないときはね。それはサッカーでは普通のことだから、うまく扱わなければならない」と、結果が出ていないことに慌てていないことを強調した。

「監督として契約を結ぶとき、プレッシャーにさらされる時間が訪れるであろうことは分かっているはずだ。イングランドの上位2、3クラブはほとんどの試合に勝つだろうが、それ以外のクラブはシーズン中、戦わなければならない瞬間、プレッシャーが増す瞬間があるものだ」

「私にとっては、プレッシャーや感情、気持ちが仕事に影響しないこと、チーム内の選手との関係に影響しないことが重要だ。そのため、私たちはとても良いムードにあり、選手たちは本当にハードワークし、立て直しを図っている。それが私たちにできる唯一のことだ」

 また、グラスナー監督は自身のストレス解消法を明かした。

「まず第一に、良い環境に身を置くことが常に重要だ。私には素晴らしい家族がいて、いつも夜に妻と、子供たちと電話をしているんだ。
娘から学校の話を聞いたり、乗馬の話を聞いたり、陸上競技の話を聞いたりね。そうすればサッカーのことは一旦頭から離れ、また違った物事の見方ができるようになる。また、もちろん、自分の時間を取るように心がけている。それはジムでもいいし、この数日は晴れていたから、ゴルフ練習場に1時間行って、心を解放したんだ。それは誰しも必要な時間だ」

 グラスナー監督は会見の場で鎌田にも言及。「ノッティンガム・フォレスト戦では良いプレーを見せた。多くのデュエルを制し、2度のチャンスを迎えた。決めれなかったのは不運だったかもね。私は彼のことをよく知っている。彼はゴールを決めたがっているから、自分自身にプレッシャーをかけているんだ。そして、彼はチームのために懸命に働いてくれる。だから、彼は適応していると思うよ」と語った。


 プレミアリーグ第9節クリスタル・パレスvsトッテナムは、日本時間27日の23時キックオフを予定している。
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