今シーズン、岡山は第36節終了時点で16勝13分7敗を記録し、勝ち点「61」を積み上げて5位につけている。既に自動昇格を決めた1位の清水エスパルスよりも黒星の数は少ないが、ドローで終えた試合も多く、シーズン序盤戦は優勝争いに参戦していたものの、現在はJ1昇格プレーオフ出場権を争っている状況だ。
2024明治安田J2リーグは残り2試合となったなか、J1昇格プレーオフ出場権争いは熾烈を極めている。4位につけるジェフユナイテッド千葉から7位につけるモンテディオ山形までが勝ち点「1」差にひしめく大混戦。“直接対決”を残しているクラブもあり、最後までどう転ぶかわからない。
このような状況のなか、株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブの代表取締役社長を務める森井氏が、クラブを通して声明を発表。「日頃より、ファジアーノ岡山にご支援・ご声援をいただき、ありがとうございます。昨日は、対戦時点では首位の横浜FCを相手に勝利することができました。現地に駆けつけてくださった約1,000名の皆さま、そして、DAZNや速報を見るなどしてこの試合に参加してくださった全ての皆さまに感謝申し上げます」と、27日に行われた第36節横浜FC戦を4-2で勝利したことを受けて、岡山に声援を届けた人々に御礼を伝えた。
その上で、残り2試合、そしてJ1昇格プレーオフに参戦する未来を見据えると4試合に向けて、「J2リーグもリーグ戦は残り2試合となり、J1昇格プレーオフ進出の権利を勝ち取るには、4位から7位の4チームが勝点1差にひしめく熾烈な競争を勝ち抜く必要があります。岡山を除いて、7位以上の全てのクラブがJ1経験クラブです。そのような中、残りの試合を岡山に縁のある方々と全員で戦い、J1を掴み取りたい。
11月3日にはレギュラーシーズンにおける今季ホーム最終戦の藤枝MYFC戦が、そして10日には最終節の鹿児島ユナイテッドFC戦が控えている。森井氏は同試合を前に「『ファジアーノ岡山をJ1クラブにする』。このことに集中して、まずはリーグ戦の残り2試合で、その一戦一戦を、応援してくださる皆さまとともにできることを全てやりきった上で戦いたく、厚かましくもお願いしたいことがございます」と前置きし、クラブ史上初のJ1昇格へ向けて次のように言葉を綴った。
「11月3日にホームで行う藤枝戦においては、ぜひスタジアムに足を運んでいただき、チームを後押しください。もし、足を運ぶことが難しい場合は、ぜひDAZNやTV中継、他様々な方法でこの試合にご参加くださいますと幸いです。リーグ最終戦のアウェイ鹿児島戦でも同様に、現地に足を運んでいただいたり、または各地でそれぞれの方法で選手に声援を送ってくださいますと幸いです」
「簡単ではないこの状況を、一人でも多くの方を巻き込みながら、最後、J1昇格という結果をつかみ取るために全力を尽くしてまいる所存です。会場に来られる方だけでなく、岡山に縁のある全員の力を結集し、全員で勝つ。全て戦い終わった後に喜びあえる、最高のシーズンにしましょう」
【ハイライト動画】岡山が敵地で横浜FC撃破