バルセロナは11月3日、ラ・リーガ第12節でエスパニョールとの対戦を控えている。同試合を前に、現地メディア『ムンド・デポルティーボ』が最新のチーム状況を伝えた。


 まずは負傷者の状況についてだが、同試合で復帰が見込まれる選手は0人だと指摘。つまり、長期離脱が続くドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセン、U-17スペイン代表MFマルク・ベルナル、スペイン代表FWフェラン・トーレスの5名については、未だ復帰の目処が立っていないということだ。

 それだけでなく、クラブからメディカルレポートが発表されているわけではないものの、スペイン代表DFエリック・ガルシアに関しても、エスパニョール戦は欠場が濃厚だという。E・ガルシアについて、昨季はレンタル移籍先のジローナで主力としてチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献し、今季よりバルセロナに復帰した。ハンジ・フリック新監督は、E・ガルシアを“ピボーテ”の位置で重宝し、これまでラ・リーガで8試合、CLで1試合に出場。第6節ビジャレアル戦(○5-1)からは3試合連続で先発に名を連ねていた。

 だが、21日に行われた第10節セビージャ戦(○5-1)のウォーミングアップ中に右足の外転筋を負傷。同試合のスターティングメンバーに名を連ねたいたものの、急きょメンバーから外れると、以降も欠場が続いている。1日の時点では『シウダ・デポルティーバ』でのトレーニングに合流できておらず、エスパニョール戦の出場も難しそうだ。

 一方で、フリック監督は24日に行われたCL・リーグフェーズ第3節バイエルン戦(○4-1)、27日開催のラ・リーガ第11節レアル・マドリード戦(○4-0)ではスターティングメンバーにまったく同じ11名を起用していたが、エスパニョール戦ではこの顔ぶれに変更があるかもしれない。1人目はスペイン代表MFダニ・オルモで、右足大腿二頭筋の負傷から戻ってきてからの2試合は途中出場が続いていたが、満を持して先発に名を連ねる可能性が高いという。

 もう1人は、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング。
右足首の負傷によって長らく戦列を離れていた背番号21は、10月2日に行われたCL・リーグフェーズ第2節ヤングボーイズ戦(○5-0)で復帰を果たすと、同試合も含めて4試合に途中出場。エル・クラシコでは復帰後最長となる後半の45分間に出場しており、先発出場に向けて準備は万全となった様子。仮にスタメン入りを果たす場合、今年4月22日に行われた昨季のラ・リーガ第32節レアル・マドリード戦(●2-3)以来、よそ半年ぶりのこととなる。

 バルセロナがエスパニョールをホームに迎えるダービーマッチは、日本時間で3日の24時15分(4日の0時15分)にキックオフ予定だ。


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