アトレティコ・マドリードに所属するスペイン代表MFマルコス・ジョレンテが、スペイン東部バレンシア州で発生した記録的豪雨による大規模洪水の被災地に入り、支援活動を行った。6日、スペインメディアの『RELEVO』が報じた。

 
 現在29歳のジョレンテは、10月初旬に右大腿筋を負傷しチームから離脱中で、現在回復の途中にある。しかし、10月末に発生した“DANA(集中豪雨)”で壊滅的な被害を抱えた被災地の支援活動を行うことを決断。

 ジョレンテは「クラブが支援活動への許可を出してくれたから、2台のバンに高圧洗浄機を積んで、朝5時に出発した。支援活動を行っている他の人たちと同じように、自分も手伝えることをしているだけ。何も特別なことはしていない」と語り、アトレティコ・マドリードの承認を得たうえで、1台460ユーロ(約76000円)の高圧洗浄機を400台購入し、自ら車で被災地入りしたことを明かした。

 同選手は、水や食料などが不足し困難な状況にある被災地を前に「何も行動をせずにとどまっているなんて不可能だ。全ての人たちが、信じれられない協力しているなか、自分たちサッカー選手も、各自がそれぞれの役割を果たす。自分たちはできる限り、被災地支援を行うつもりだ」と支援活動を継続したい気持ちを表明した。
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