FA(イングランドサッカー協会)は7日、11月のUEFAネーションズリーグ(UNL)を戦うイングランド代表のメンバー26名を発表した。

 4シーズン目となるUNLで、イングランド代表は最高位のリーグAから転落し、初のリーグBでの戦いを強いられている。
9月よりはじまったグループB2の戦いにおいては、アイルランド代表、フィンランド代表相手に連勝スタートを飾ったものの、10月シリーズ初陣ではギリシャ代表に1-2で敗北。それでも、続くフィンランド代表とのアウェイゲームは3-1で制しており、ここまでグループB2の2位につけている。

 今回の11月シリーズでは、14日に10月シリーズで敗れたギリシャ代表とのアウェイゲームが予定されているほか、17日には本拠地『ウェンブリー・スタジアム』にアイルランド代表を迎える予定。来年1月1日よりトーマス・トゥヘル新監督の任期がスタートするため、リー・カーズリー暫定監督に率いられる“ラストゲーム”としても注目が集まる。

 そんなカーズリー暫定監督は、来る11月シリーズに向けて26名の選手を招集。MFジュード・ベリンガム、FWハリー・ケイン、FWブカヨ・サカらの常連組に加えて、新たに2名の選手が“スリーライオンズ”に加わった。ニューカッスルで不動の左サイドバックの立ち位置を確立し、U-21代表でも主力として活躍していたDFルイス・ホール、サウサンプトンの最終ラインを支え、U-21代表ではキャプテンマークを巻くDFテイラー・ハーウッド・ベリスが、嬉しいA代表初招集。EURO2024を最後に代表から外れていたGKアーロン・ラムズデールは、約4カ月ぶりにメンバーへ復帰している。

 また、DFカイル・ウォーカーは、マンチェスター・シティで戦列復帰を果たしたばかりのタイミングではあるものの、リストに名を連ねている。6日に行われたチャンピオンズリーグのインテル戦を欠場したアーセナルのMFデクラン・ライスも招集。FWジャック・グリーリッシュは、マンチェスター・シティで直近の公式戦5試合を欠場しているにもかかわらずメンバー入りを果たし、ある種の“サプライズ”となった。

 一方で、DFジョン・ストーンズやMFコビー・メイヌーは負傷の関係もあって今回は選外に。
GKラムズデールの復帰に伴い、カーズリー体制では連続して招集を受けていたGKニック・ポープもメンバーから外れた。その他、FWエベレチ・エゼやFWジャロッド・ボーウェンらも今回は外れている。

 イングランド代表のメンバー26名は下記の通り。

■イングランド代表
▼GK
ディーン・ヘンダーソン(クリスタル・パレス)
ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)
アーロン・ラムズデール(サウサンプトン)
▼DF
トレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール)
レヴィ・コルウィル(チェルシー)
マルク・グエイ(クリスタル・パレス)
ルイス・ホール(ニューカッスル)
テイラー・ハーウッド・ベリス(サウサンプトン)
エズリ・コンサ(アストン・ヴィラ)
リコ・ルイス(マンチェスター・シティ)
カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)
▼MF
ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/スペイン)
フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
コナー・ギャラガー(アトレティコ・マドリード/スペイン)
モーガン・ギブス・ホワイト(ノッティンガム・フォレスト)
アンヘル・ゴメス(リール/フランス)
カーティス・ジョーンズ(リヴァプール)
コール・パーマー(チェルシー)
デクラン・ライス(アーセナル)
▼FW
アンソニー・ゴードン(ニューカッスル)
ジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・シティ)
ハリー・ケイン(バイエルン/ドイツ)
ノニ・マドゥエケ(チェルシー)
ブカヨ・サカ(アーセナル)
ドミニク・ソランケ(トッテナム)
オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)
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