バルセロナは13日、同クラブに所属するスペイン人FWアンス・ファティの負傷状況を発表した。

 現在22歳のファティはバルセロナのカンテラ出身で、2019-20シーズンに当時のクラブ史上2番目となる16歳298日の若さでトップチームデビュー。
1年目から公式戦33試合出場8ゴール1アシストの成績を残すと、翌シーズンからはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの退団に伴い背番号「10」を受け継いだ。しかし、その後は度重なる負傷の影響で出場機会が減少し、昨季はブライトンへのレンタル移籍を経験。公式戦27試合出場4ゴール1アシストをマークして今季からバルセロナに復帰した。

 今夏にブライトンからレンタル復帰したものの、プレシーズン中に負傷離脱を余儀なくされたファティ。それでも9月中旬にケガから復帰し、以降は途中出場をメインとしながら今季ここまで公式戦7試合に出場している。

 そんななか、バルセロナは13日にファティのメディカルレポートを発表。「今週水曜日のトレーニング中に右大腿二頭筋を損傷した。約4週間の離脱となる」と詳細を伝えている。これにより、ファティはリーグ戦4試合(セルタ戦、ラス・パルマス戦、マジョルカ戦、ベティス戦)、チャンピオンズリーグ(CL)2試合(スタッド・ブレスト戦、ドルトムント戦)の計6試合を欠場する見込みだ。

 バルセロナは11日にスペイン代表FWラミン・ヤマルとポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキの負傷を発表したばかり。他にもスペイン代表FWフェラン・トーレスやウルグアイ代表DFロナルド・アラウホなど合計8名が負傷離脱中であり、ハンジ・フリック監督は頭を悩ませることになりそうだ。
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