宿敵インテルと激突した準決勝を2戦合計4-1で突破し、2002-03シーズン以来のコッパ・イタリア制覇に王手をかけたミラン。
試合は立ち上がりからアップテンポな攻防が繰り広げられ、互いに決定的なチャンスを作り出す。まずは8分にボローニャが右サイド深くでフリーキックを獲得。キッカーの位置に立ったルイス・ファーガソンがボールに触れてリスタートし、フアン・ミランダ・ゴンサレスが左足でペナルティエリア内にクロスを入れる。ニアでフリーとなったサンティアゴ・カストロがバックヘッド。頭で軌道を変えるが、枠内に飛んだボールはGKマイク・メニャンに弾かれた。
ミランも10分、相手陣内でのフリーキックからテオ・エルナンデスが左足でクロスを供給。相手に跳ね返されたクリアボールはボローニャのダン・ンドイへと繋がったものの、鋭くプレスをかけたアレックス・ヒメネスが高い位置で奪い返す。ボックス右より折り返しを入れると、ボールはサム・ブーケマの胸に当たってゴールへ。
そんななか、53分にボローニャがスコアを動かす。ポゼッションでミランを押し込みつつ、レモ・フロイラーがペナルティエリア手前に縦パス。ジョヴァンニ・ファッビアンが反転からボックス内のリッカルド・オルソリーニへと短く繋いだものの、カバーに入ったテオが倒れ込みながらタックルでブロックする。しかし、セカンドボールが左脇でフリーとなったダン・ンドイにわたり、細かいタッチからネットを揺らして先制点を挙げた。
結局、そのまま試合は1-0で終了。ボローニャが51年ぶりのコッパ・イタリア制覇を達成し、来季のヨーロッパリーグ出場権を獲得した。
【スコア】
ミラン 0-1 ボローニャ
【得点者】
0-1 53分 ダン・ンドイ(ボローニャ)