ここまで35試合を消化したリーグ戦で23勝6分6敗を記録し、勝ち点「75」の2位につけるレアル・マドリード。
試合は開始早々の3分にレアル・マドリードが決定機を作り出す。自陣深くでルカ・モドリッチがボールを奪い、テンポ良く繋いでカウンターに移行。ジュード・ベリンガムからワンタッチでパスを受けたアルダ・ギュレルが前を向き、前線でスプリントをかけたエンドリッキにスルーパスを送る。最終ラインの背後に抜け出すと、ボックス内に侵入して左足でシュート。だが、GKレオ・ロマンにストップされ、先制のチャンスを逃してしまった。
そんななか、11分にマジョルカがスコアを動かす。敵陣右サイドでボールを持ったマルティン・ヴァルイェントがライン際のマテウ・モレイに展開。隙を見たオーバーラップでポケットに駆け上がると、フリーの状況でモレイからリターンを受ける。相手に当たってスピードが弱まったボールを左足でダイレクトシュート。
リードを許したホームチームも、37分にペナルティエリア手前でパスを受けたモドリッチが強烈なミドルシュートをお見舞い。43分にもフェデリコ・バルベルデが似たような位置から右足を振るが、いずれもGKロマンがビッグセーブを披露してチームを救う。押し込まれる時間が増加したマジョルカだったが、人数をかけたブロックを敷いて守り切り、アドバンテージを保ったままハーフタイムに突入した。
後半も主導権を握り続けるレアル・マドリードだが、マジョルカの守備網を崩せずに時間が経過。それでも68分にエースが貴重な同点弾をマークする。バルベルデがセンターサークル内からドリブルを開始し、ピッチ中央を運びながら左サイドのモドリッチに横パス。手前のキリアン・エンバペへとシンプルに預けると、巧みな個人技でペナルティエリア内を攻略する。複数のマーカーを突破してシュートを放ち、ニアを射抜いてゴールをゲット。レアル・マドリードがスコアを振り出しに戻した。
直後の69分にはマジョルカのモレイがGKと1対1の局面を迎えたものの、レアル・マドリードの守護神ティボー・クルトワがセーブ。しかし、後半アディショナルタイムにハコボ・ラモンが劇的な逆転弾を奪取。
【スコア】
レアル・マドリード 2-1 マジョルカ
【得点者】
0-1 11分 マルティン・ヴァルイェント(マジョルカ)
1-1 68分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
2-1 90+5分 ハコボ・ラモン(レアル・マドリード)