7月29日に腰を手術したテア・シュテーゲン。バルセロナは、同選手に負傷と手術に関する報告書をラ・リーガ医療委員会に提出するための同意書に署名するよう求めたものの、同選手はこれを拒否したという。『ESPN』は、バルセロナのSD(スポーツ・ディレクター)であるデコ氏が同選手とこの件に関して話し合う予定だったが、同意書への署名を拒否する旨が記載されたファックスを受け取ったと伝えている。
今夏に獲得したスペイン代表GKジョアン・ガルシアの選手登録が行えていないバルセロナ。この報告書を提出し、テア・シュテーゲンの回復までに4カ月以上を要すると判断された場合、同選手の給与の50パーセントから80パーセントを活用することで、サラリーキャップの規定に反することなくGKガルシアの選手登録を行える見込みだった。だが、テア・シュテーゲンの同意なしでバルセロナはこの医療情報をラ・リーガと共有することはできない。そのため、同選手に対する懲戒手続きを開始し、事態の解決へこの件を法的機関に委ねることを決定したという。
『ムンド・デポルティーボ』によると、テア・シュテーゲンには自身の医療情報を開示することを拒否する権利はあるものの、同時にバルセロナの規則に従う義務があると指摘している。また、離脱期間についてテア・シュテーゲンとバルセロナでは主張が異なっている点も指摘しており、同選手は手術を決断した際、SNS上で復帰まで3カ月かかると語っていた。一方でバルセロナは、少なくとも4カ月はかかると予想しているという。
なお、バルセロナは、今年1月にもデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンが負傷した際に、同様の方法でスペイン代表MFダニ・オルモとスペイン人FWパウ・ビクトルの選手登録を行っていた。
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