2021年までレアル・マドリードの監督を務めていたジネディーヌ・ジダン氏が、将来的なフランス代表指揮官就任への意欲を示した。12日、フランスメディア『フット・メルカート』が伝えている。


 フランスサッカー連盟(FFF)は今年1月、現在フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督が北中米で開催されるFIFAワールドカップ2026を最後に退任することを発表。後任に大きな注目が集まるなか、同監督は「ジズー(ジダン氏の愛称)は非常に優れた候補者だし、自然な流れだ。むしろ期待されている存在だと思う。ただ、彼自身がやる気があるかどうかは分からないよ」とジダン氏の指揮官就任の可能性について触れていた。

 それから約9カ月が経ち、イタリアのトレントで行われたイベント『Festival dello Sport』に出席した同氏は、「私はきっとまた監督として戻ってくると思う」と現場復帰への意欲を明言。続けて、「ユヴェントス? なぜ実現しなかったのかは私にも分からない。あのクラブはいつも心の中にあるし、私に多くのものを与えてくれた」と、古巣でありイベント開催地のイタリアを代表する強豪クラブについて言及している。

 また、「将来的にはどうなるか分からない」と前置きしたうえで、「私の目標のひとつはフランス代表を指揮することだ。様子を見よう」とコメント。自身のキャリアの新たな目標として、母国代表の監督就任を見据えていることを明かした。
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