リーガ・エスパニョーラ第13節が28日に行われ、バルセロナとレアル・ソシエダが対戦した。

 首位のバルセロナは前節、レアル・マドリードとの“クラシコ”で4-0の完勝を収めリーグ5連勝中。
今節は14位のレアル・ソシエダをホームのカンプ・ノウに迎えての一戦となった。24日に行われたチャンピオンズリーグのローマ戦では、エースのFWリオネル・メッシがスタメンに復帰し2ゴールを挙げ、チームも6-1の大勝。今試合もメッシ、ルイス・スアレス、ネイマールが先発出場で、“MSN”トリオの爆発に期待がかかる。

 試合が動いたのは22分、バルセロナが先制する。メッシのパスで右サイドを抜け出したダニエウ・アウヴェスが中央へ折り返し。走り込んだネイマールが合わせて先制ゴールを奪った。
さらに41分、再びD・アウヴェスが右サイドに抜け出してクロスを供給。ファーサイドのスアレスが右足でダイレクトのジャンピングボレーを放ち、ゴール右に突き刺した。スアレスのリーグ戦6試合連続得点で、バルセロナが2点リードで前半を折り返す。

 後半に入っても攻勢を続けるバルセロナは、53分に追加点を獲得。アンドレス・イニエスタのスルーパスでペナルティエリア内左に抜け出したジェレミー・マチューがダイレクトで折り返す。中央に走り込みフリーのネイマールが左足で合わせて、ゴールネットを揺らした。
得点ランクトップのネイマールはゴール数を14に伸ばした。

 バルセロナは、スアレス、ネイマールが決めたため、メッシの得点に期待が高まる。87分には、カウンターからメッシがエリア内右で左足シュートを放つが、クロスバーに弾き返された。だが、後半アディショナルに入って、待望のゴールが生まれる。エリア内左に抜け出したネイマールが深い位置から折り返し。ファーサイドでフリーだったメッシが流し込んでダメ押しゴールを決めた。


 試合はこのまま終了し、今シーズン初の“MSN”トリオ揃い踏みでバルセロナが4-0の快勝。リーグ戦6連勝で首位をキープした。

 バルセロナは、2日にコパ・デル・レイ4回戦のビジャノベンセ戦をはさみ、5日に行われる次節でバレンシアと対戦。レアル・ソシエダは3日に同4回戦のラス・パルマス戦に臨み、6日に行われる次節でMF乾貴士の所属するエイバルと対戦する。

【スコア】
バルセロナ 4-0 レアル・ソシエダ

【得点者】
1-0 22分 ネイマール(バルセロナ)
2-0 41分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
3-0 53分 ネイマール(バルセロナ)
4-0 90+1分 リオネル・メッシ(バルセロナ)