
開幕戦で横浜F・マリノスに勝利した仙台が、ホームに戻って連勝を狙う。前節は、前半に相手を押し込んで先制できたが、後半には猛反撃を受けてほとんど攻撃の形を作れなかった。それでも耐え抜いたことは収穫である一方、90分を通したゲームマネジメント力を身につけることが、今の仙台には必要だ。日曜日に開催されるために、普段より一日長い準備期間を有効に活用したい。
ホーム開幕戦の相手はFC東京。昨季のJ1では、2敗した手強い相手だ。前節に勝利して得た自信とともに連勝したいところだが、FC東京から期限付き移籍している三田啓貴が契約の関係で今節は出場できない。三田は前節にボランチとしてフル出場し、決勝点を決めているだけに大きな痛手となる。
ここで、活躍が期待されるのが、新たにチャンスを得るボランチの選手だ。キャプテンの富田晋伍とともに、昨年の天皇杯準々決勝柏戦で先発の座をつかんだ藤村慶太が、チームの攻守のバランスをコントロールすると予想される。
また、今季の仙台はホームゲームでの勝利に懸ける思いが今までよりさらに強い。ユアテックスタジアム仙台では多くのサポーターに後押しをされる仙台だが、昨季はリーグ戦のホームゲームで5勝しか挙げられず、悔しい思いをした。今季こそホームで強い姿をサポーターに見せたいという意志を、プレーに表そうとしている。(totoONE編集部)