
前節、首位のバルセロナはバレンシアに1-2で敗れてリーグ戦3連敗を喫した。これで2位のアトレティコ・マドリードに勝点で並ばれ、3位のレアル・マドリードにも1差に迫られた。一時は勝点8差をつけて首位を独走していたが、優勝争いは混沌とした展開になっている。今節のデポルティーボ戦ではリーグ戦5試合ぶりの白星を目指す。
最初にチャンスを作ったのはバルセロナ。7分、エリア手前左でボールを受けたアンドレス・イニエスタがゴール前へ走りこむルイス・スアレスへスルーパス。左足でダイレクトシュートを狙ったが、ここは枠を捉えきれなかった。
続く11分、左サイドでボールを受けたネイマールがドリブルでエリア内左に進入。中央のスアレスがつないで中央のリオネル・メッシへパスがわたると、メッシが左足シュートを狙ったが、ここはGKマヌがなんとか防いだ。続く左CK、イヴァン・ラキティッチが右足でクロスを供給すると、ゴール前のスアレスが左足ボレーで合わせ、バルセロナが先制に成功する。
先制点を奪って勢いに乗るバルセロナ。25分、左サイドのイニエスタがエリア手前のメッシへパスを送る。メッシがダイレクトでスルーパスを出すと、エリア内に走りこんだスアレスがこれをしっかりと決め、順調に追加点を奪った。
その後もバルセロナが押し気味で試合を進めると、2-0でハーフタイムに突入。後半は怒涛のゴールラッシュとなった。立ち上がりの47分、スアレスのクロスをラキティッチが合わせて3点差とすると、直後の53分にも追加点。メッシのスルーパスに抜けだしたスアレスが、冷静にGKとの一対一を沈めてハットトリックを達成した。