
首位を快走していたバルセロナは4月に入ってから急失速。チャンピオンズリーグでアトレティコ・マドリードに敗れて連覇を逃すと、リーグ戦でも3連敗を喫し後続に付け入る隙を与えてしまった。前節は8-0の大勝を飾って連敗を止めたが、勝ち点で並ぶ2位アトレティコ・マドリードと、1ポイント差で3位のレアル・マドリードが今節揃って勝利を収めており、勝ち点3を獲得できなければ首位を明け渡すこととなる。対するスポルティング・ヒホンは降格圏内の18位と苦戦が続いている。残留に向けてなんとか勝ち点を持ち帰りたいところだ。
最初に決定機を迎えたのはアウェーのスポルティング・ヒホン。11分、カウンターで右サイドを抜け出したミゲル・ゲレーロがエリア内に折り返し、フリーで走り込んだアレックス・メネンデスが右足ダイレクトで合わせたが、このシュートはGKの正面に飛んでしまった。
するとピンチを凌いだバルセロナが13分に先制点を奪う。敵陣に押し込むと、エリア手前からアンドレス・イニエスタがゴール前のルイス・スアレスに浮き球のパスを供給。飛び出したGKが弾いてこぼれたボールにリオネル・メッシが反応し、ヘディングのループシュートでネットを揺らした。
リードを得たバルセロナは40分、メッシからのスルーパスでエリア内左に抜けだしたネイマール