
第1戦で試合終盤にゴールを挙げ、1-1の引き分けへ持ち込んでホームへ帰ってきたG大阪。重要な第2戦にはMF遠藤保仁をスタメン起用したほか、FWアデミウソンとFW長沢駿を前線に並べた。一方の広島は、FW佐藤寿人を先発に抜てきし、敵地での勝利を目指す。
スコアが動いたのは24分。広島はCKをニアサイドの青山敏弘が頭ですらすと、ゴール前の野上結貴が右足で押し込みネットを揺らした。
しかし32分、G大阪は右サイドを突破したアデミウソンがグラウンダーのクロスを供給。これに走りこんだ長沢が右足のヒールを使ったトリッキーなシュートで合わせ、ゴール右下へ流し込んだ。試合は1-1の同点となる。
勢いに乗るG大阪は前半アディショナルタイム2分、右サイドをパスワークで崩し、最後はエリア内へ進入した米倉恒貴がシュート。これはGK林卓人が防ぐが、こぼれ球を長沢が押し込み、逆転に成功する。
2-1のG大阪リードで後半に突入すると、52分に1点を追う広島がゴール前でFKを獲得。このチャンスでキッカーを務めた森﨑浩司がゴール左隅へ決め、同点に追いつく。
しかし直後の55分、G大阪はCKから丹羽大輝がヘディングシュート。勢いのあるボールをGK林は止められず、再びG大阪がリードを奪う。
さらにG大阪は60分、大森晃太郎が左サイドを突破し、パスを供給。これを走りこんだアデミウソンが引き取り、エリア左で右足を振りぬいた。するとボールは右ポストに当たってゴールへ吸い込まれ、4-2と点差を広げる。