レアル・マドリードのポルトガル代表DFペペが、英国の『Sky Sports』のフットボール専門番組とのインタビューで、自身が憧れていた選手と最も苦労させられた選手を明らかにした。

 現在レアル・マドリードで10年目のシーズンを迎えているペペだが、入団前からクラブの伝説的な選手に熱中していたことを明らかにした。


「フットボールでの僕のアイドルは、フェルナンド・イエロとロベルト・カルロスだった。自分はセンターバックなので、特にイエロのプレーはお気に入りだった」

 ペペは一方、これまで最もマークするのが難しかった選手として、チェルシーのスペイン代表FWジエゴ・コスタの名前を挙げ、同選手がアトレティコ・マドリードでプレーしていた頃のダービーでのつばぜり合いを振り返った。

「自分のこれまでのキャリアで最も苦労させられたのは、ジエゴ・コスタをおいて他にない。彼はまさに戦士と言えるセンターフォワードで、激しいフィジカル・コンタクトを好む。彼とのマッチアップは本当に大変だったよ」

 今シーズン終了後の移籍の噂も流れているペペだが、来シーズンもレアル・マドリードでプレーを続けると、フェルナンド・イエロ氏の在籍14シーズンには及ばないものの、ロベルト・カルロス氏の在籍11シーズンに肩を並べることになる。また、プレミアリーグで首位を独走中のチェルシーは、来シーズンはチャンピオンズリーグに戻ってくることが確実なため、レアル・マドリードに残留したペペが、最大のライバルと称するジエゴ・コスタと再び死闘を繰り広げる姿も見てみたいところだ。


文=北村敦