【ライターコラムfrom山形】名門鹿島から“山形の顔”へ…石川竜也が歩む稀有で幸せなキャリア

【ライターコラムfrom山形】名門鹿島から“山形の顔”へ…石川竜也が歩む稀有で幸せなキャリア
 今季、試合当日のNDソフトスタジアム山形に掲げられるようになった巨大な横断幕がある。幅15m、高さ4.8m。ビジュアルは、チーム最年長かつ最長在籍のDF石川竜也。その顔の横に大書された「山形本能」の下には、それが何であるかを説明するように、こう書かれている。

 真面目、頑張る、粘り強い、諦めない。
 それが山形らしさであり、
 強さだと思う。

 クラブのイヤーブックに載った記事から石川の言葉を抜粋して使用したという。山形でプレーして11年目。石川はすっかり山形の顔になった。

 石川は、筑波大学在籍中に1999年のナイジェリアワールドユース(現U-20ワールドカップ)に出場し、準優勝の快挙を成し遂げた黄金世代の一人。2002年に鹿島アントラーズに加入し、ポイントでの活躍は見せたものの左サイドバックのポジションを掴み取るまでには至らなかった。出場機会を求め、東京ヴェルディを経てモンテディオ山形に加入したのが07年。それからクラブが果たした2度のJ1昇格を経験しているのは、石川と、生え抜きのDF山田拓巳(10年目)だけになった。年齢を重ね、鹿島時代のように左サイドをえぐってクロスを上げる頻度は減ったが、左足の正確なキックは健在。後ろからの的確な配給は攻撃のスイッチになる。2014年の昇格プレーオフ準決勝(vsジュビロ磐田)でのGK山岸範宏(現北九州)のゴールをアシストしたCKもまだ記憶に新しい。

 しかし、石川の貢献はピッチの上のことだけに留まらない。ここ数年、チーム内の若手選手からよく聞かれるのが「タツさんのように長くやりたい」「タツさんのプロ意識は凄い」という言葉だ。38歳になるシーズンにもチームに必要とされるということがどういうことか、生きた見本がすぐ側にいる。自己管理を徹底し、監督が替わる中で自らのプレースタイルをも微調整しながら選手生活を送る姿は、プロを続けることの厳しさと可能性を体現する。

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