【ライターコラムfrom山形】“将棋駒のまち”ならでは! 大盛況に終わったモンテディオ山形✕将棋コラボイベント
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 今年もスタジアムにプロ棋士がやって来た。2013年から毎年、モンテディオ山形のホームゲームで行われている将棋✕サッカーコラボイベント。将棋駒のまち・天童市に本拠地を置くモンテディオならではのコラボレーションだ。今季の第1回目は7月22日、明治安田生命J2リーグ第24節湘南ベルマーレ戦で開催された。これまで、サッカー好きの棋士や将棋好きのサッカー関係者(元日本代表の波戸康広氏、小村徳男氏など)をゲストに迎えて行われてきたこの企画。今回は野月浩貴八段、船江恒平六段、遠山雄亮五段、黒沢怜生五段と、将棋ファンには名高い人気棋士4名が顔をそろえた。

 さて、棋士がスタジアムにやって来て何をするのか。モンテサポーターにとっては選手との対局や対談が最も分かりやすいのかもしれないが、試合日のイベントではなかなか難しい。そもそも、たとえハンディをつけたとしてもプロと対局して公開するだけの棋力のある選手がモンテディオにいるかどうかも怪しい。それとなく探ってみた感触では、木山隆之監督とDF石川竜也がそこそこ指せそうなのだが、二人とも(監督は当然だが)この日はベンチ入りしていた。

 そんなわけで、イベントメニューは「指導対局」「公開対局」「トークショー」という将棋イベントの定番コンテンツで構成された。将棋と接点を持ったことのないサッカーファンは、将棋イベントなるものにここで初めて出会うことになる。

 キックオフ3時間前から開始された指導対局は、4人の棋士がそれぞれ5人ずつ、計20人を相手に対局してくれる。4枚落ち、6枚落ちなど自己申告のハンディをつけて真剣に対局し、アドバイスを受ける。事前に先着順で申込みを受け付けているが、コラボイベント5年目となった今では認知度も上がり、締め切り前に20人の枠が埋まった。今回は20人のうちの大半が山形県外からの来場者だったというから、指導対局を目当てに、棋士の好きなサッカーも見ようという将棋ファンが訪れてくれたのかもしれない。