カズ「今日からまた新たな出発」…フットサル日本代表、W杯ベスト16で敗退

カズ「今日からまた新たな出発」…フットサル日本代表、W杯ベスト16で敗退
 フットサルワールドカップに参加した日本代表は、決勝トーナメント1回戦を戦い、ウクライナに3-6で敗れ大会を後にすることになった。  グループリーグの突破を目標に掲げ、ブラジル、ポルトガルと同組の“死のグループ”を抜けたことは、日本フットサル界の歴史を変える本当に大きな出来事。そしてさらなるフットサルの発展のために、選手たちはさらなる高みを目指し、この日を迎えた。気負いか、プレッシャーか、前半の6失点は、日本の本来の姿ではなかった。フィールドプレーヤー8人という手負いの日本だったが、後半は鬼気迫る戦いぶりで3点を奪い返し、意地を見せた。でもこれが現実。フットサルをもっと世間に知ってもらう、見てもらうという夢は、ここでついえた。  ただ、日本は今大会、“キング”こと三浦知良の参戦をきっかけに、大きな一歩を踏み出した。三浦は、「日本のワールドカップは終わったけど、日本のフットサルにとっては今日からがまた新たな出発」と話した。決して後ろ向きな発言をせずに、常に上を向く三浦の姿は、選手たちにとっても心の支えとなっていた。試合を終え、大会を終えた三浦の、ミックスゾーンでのコメントを全文を掲載する。  そこには、フットサル界への提言となる、三浦自身の価値ある言葉が詰まっていた――。 ―改めてこの長い挑戦を終えてどうでしょうか。 「長くはないんで、あっという間だったので。でもこの約1カ月間自分なりに改めて日本代表の、日の丸の重みを感じてできたことは、素晴らしい経験をまたさせてもらったなと思います。日本代表というのは重いなと改めて感じました。当然、フットサルの競技の厳しさも知りましたし、楽しさも、おもしろさも経験できましたし、そういう意味では自分にとっては素晴らしい仲間も改めてできましたので、本当にいい経験をさせてもらいました。ただ、決勝トーナメントに進出することが目標でしたけど、いざ本当に突破して、ベスト8へという気持ちで今日はここに立ったので本当に残念です。3年半、ミゲル監督とやってきた選手、仁部屋(和弘)と滝田(学)、今日ピッチに立てなかった(逸見勝利)ラファエルと、ケガで出れなかった(高橋)健介、みんなに感謝したいなと思います」 ―カズさんが入ったことでいろんな効果があったと思いますが、自分で力になれたなとか、いい効果があったと感じることは? 「どうですかね、自分が何をしたかというのは今の時点で自分が言えることではないので、それはみなさんが評価してください。何ができたか、できなかったか、チームにどういう影響をもたらしたか、フットサルにどういう影響が出たかということはみなさんに判断してもらいたいですし、みなさんが言うことであって、僕が自分で言うことではないと思います。ただ僕自身は、少しでも力になりたいと思ってきましたので、こうやってメディアのみなさんもたくさん集まってくれて、フットサルをみんなで盛り上げてくれたので、そのことにはすごく感謝しています。僕が来ただけではダメだと思いますし、みなさんがこうやって集まってフットサルというものを取り上げてくれたことが、フットサル界にとって大きいと思いますから」 ―試合が終わった瞬間はピッチにいましたが、その時の気持ちはどうでしたか? 「プレーヤーとして悔しい。ただ僕以上にずっとやってきた人はもっといろんな思いがあると思いますし、何とかベスト8にいきたかったなと。フットサルの選手たち、関係者たちを、自分の力で(ベスト8に)連れていくというのは難しいと思うんですけど、そういう舞台に、みんなで行きたかったなとい気持ちは、終わった瞬間にありました。でも後悔はしていないですし、今日負けて、今回のフットサルワールドカップ2012は日本にとっては終わりましたが、日本のフットサルにとっては今日からまた新たな出発だと思います。ここからまたどういうふうに、何をしていかなければいけないかというのも、こういう経験をすることで分かることもあると思いますから、本当に下を向かずに、この大きな経験を(次につなげていければと思います)。本当にグループリーグは厳しかった。対戦相手を見ても、3連敗で終わってもおかしくなかったと思いますし、世界のトップが2チームもいるわけですし、その中で勝ち点4を取るのは本当に大変なことだと思う。そういう経験、自信というものは、今日からまた続いていくフットサル界にとって大事にしていってほしいというか、次につなげていってほしいと思います。今日から2016年のワールドカップに向けて動いていかなければいけないのかなと思います」 ―カズさん自身、最初は不安だと言っていましたが、この1カ月で心の葛藤というか、心境の変化はありましたか? 「それはいろいろありましたよ、言いませんけど(笑)。ただ、本当に日の丸の重みを、久しぶりに大きく感じながら、代表というのはこういうものだなと自分で感じながらずっと過ごしてきて、それはとても自分を成長させてくれたんじゃないかなと思います」 ―カズさんがフットサルファミリーに入って、こういう役割を果たそう、代表の中でこういうことをやろうということは振り返って全部できましたか? 「まあ、グループリーグを突破するというのが、最低のノルマとして、自分の中ではチームの雰囲気をポジティブなものにして、そこにいきたいと思っていたので、それには自分は手助けできたかなと思います。ただ、先ほども言いましたが、参加することでこの競技の、フットサルの厳しさとか、ここはフットサルのトップが集まる世界の大会ですから、これは本当にエクスキューズ(言い訳)でも何でもなく、自分には経験が足りなすぎると思います。そういう意味では、ピッチ内で自分が選手のメンタルな面は引っ張れても、戦術的な面で『おまえ何でそこにいかないんだ』とか、『ここ何でカバーしないんだ』とか、『そこは上がってくれよ』とか、戦術的な指示はできないんですよね、僕には。それは自分的には情けない気持ちと、チーム内のみんなは『しょうがない、そこまでできる人はいない』って言ってくれるんですけど、自分としては、サッカーをしてきて、サッカーだったら何でも(戦術的な指示を)言えるじゃないですか。劣勢の局面、良い時の局面、『おまえここに走れ』、『おまえここに来いよ』、『何でそこにいるんだ』って言えるけど、フットサルではそこまで自分が行き着かなかったので、本当に自分が引っ張るということをできなかったことが、自分自身、悔しいです」 ―リーダーシップに期待していたので、戦術的な面までは監督もそこまでは期待をしていなかったのかもしれません。 「でも自分はそこまでいきたかったですけど、やっぱり難しかったです。ベンチにいる時も、常にサブのGKの選手たちにいろんな状況を聞いたりとか、『こういう時はどうするんだ』とか、『今のはあれでいいのか』とか、そういうことを聞きながらやる状態でした。そりゃそうですよね、僕は一番最初の試合が(世界王者の)ブラジル戦でしたからね(笑)。Fリーグで30試合も40試合もやっていたわけではないですし、代表戦をみんなと10試合も20試合もやっているわけでもありません。僕の最初のデビューはブラジル戦でしたから。まあエスポラーダでは(Fリーグの)1試合をやっていますけど、ブラジル戦のあの代々木がぶっつけ本番みたいなもんですから、最初から世界チャンピオンですから。だから次はもっとうまくいくかなと、甘い考えをしていますけど」 ―次ですか? 「次って、例えば、またエスポラーダでやったら、仕切ってできるかなって……(笑)。いやいや、そんなに甘くないっすよ」 ―合宿を含めて、フットサルの最高のレベルに身を置いたわけですが、サッカーに生かせそうなテクニックや動きはありましたか? 「テクニックの上達は、これは急激にうまくなることはないですが、僕自身は、フットサルの動きをビデオで見せてもらうと、最初の頃の動きとはステップの仕方とか、相手の攻めになった時のディフェンスの対応は確かに良くなっているし、パッと見、だいぶ違和感なくできるようになった。そのステップの動きとかはサッカーにも十分、生かしていけるので、局地戦の部分で、僕はまたこれから帰りますから、

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