グアルディオラがバイエルンを選んだ理由、“意外な監督就任劇”の舞台裏に迫る

グアルディオラがバイエルンを選んだ理由、“意外な監督就任劇”の舞台裏に迫る
       
[ワールドサッカーキング 0221号 掲載]


文=トーマス・ゼー 翻訳=阿部 浩 アレクサンダー


「グアルディオラと契約を結ぶことができて本当にうれしい」


 カール・ハインツ・ルンメニゲ社長が発表したニュースが、世界中を駆け巡ったのは今年1月のことだった。ジョゼップ・グアルディオラはなぜバイエルンを選んだのか。バイエルンはなぜ、この指揮官を射止めることができたのか。そして、来シーズンからバイエルンはどう変わるのか。気鋭のドイツ人記者が、今回の監督就任劇を分析する。


 1月16日、午後4時48分。ドイツ・ミュンヘン発の情報は瞬く間に世界中へ配信された。サッカー界で最も有名な指導者の一人、ペップ(ジョゼップ)・グアルディオラの新たな仕事場が決まったのだ。それは、金さえあればすべてが解決すると信じるロシアの石油王や、投資目的でクラブを買い取った中東の王族が支配するクラブではなかった。


 グアルディオラはバルセロナを指揮した4シーズンで3度リーガを制し、2度の欧州王者に輝いたカリスマ指揮官だ。その彼が選んだのは、スペインやイングランドに比べて格下とされるブンデスリーガのクラブだった――。「ペップ、来シーズンからバイエルンの新監督に」という衝撃のニュースは、世界中のサッカーファンに驚きをもって迎えられた。


1 ファーストコンタクト「契約更新は考えていない。今シーズンが終わったら引退する」


 今年6月にバイエルンとの契約が切れる現指揮官、ユップ・ハインケスは、昨年のクリスマス前に首脳陣へそう伝えたとされる。だが実際のところ、クラブ側は1年以上も前から次期監督人事を進めていた。つまり、今年9月で68歳になるハインケスとの契約満了は規定路線だったのだ。当初、後任候補はハノーファーのミルコ・スロムカ、マインツのトーマス・トゥヘルだったという。両者とも若く、ブンデスリーガでの確かな実績があり、鋭い戦術論で知られる知性派だ。

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