
■10位:デュッセルドルフ(90点)
満点に近いシーズンだろう。第5節から6連敗を喫し、ニュルンベルクとともに降格候補の最右翼と目されたチームの命運は尽きたかと思われた。しかし、65歳のフリードヘルム・フンケル監督の下で結束力を失わず、第12節に敵地でバイエルンと引き分け、第16節には当時首位のドルトムントに初黒星をつけるビッグサプライズを提供。堅守速攻への切り替えが吉と出て、見事に3連勝でウインターブレイクを迎えた。
自信をつけた昇格チームは後半戦も健闘。正確なフィードも光ったCBカーン・アイハンを中心に粘り強く守り、攻めてはバイエルン戦でハットトリックのドディ・ルケバキオや俊足のベニト・ラマンらウインガーが崩しとフィニッシュの局面で輝いた。特に前者の好調時は圧巻。爆発的なスプリントと華麗な足技で対峙した相手を翻弄した。