アトレティコ・マドリードはレンタル移籍で加入しているスペイン代表FWアルバロ・モラタの買い取りに動いているようだ。5日、イギリス紙『テレグラフ』が報じている。


 モラタは今年1月に1年半の期限付きでアトレティコ・マドリードへと加入した。しかし、今後2度の移籍市場における補強禁止処分が下されているチェルシーは、今夏にアトレティコ・マドリードがモラタを買い取らなければ呼び戻すことを考えていることが先日の報道で伝えられていた。

 モラタ本人がアトレティコ・マドリード残留を希望していることを受け、同クラブはチェルシーが要求している5000万ポンド(約68億円)を用意し、買い取ることを決めた模様だ。

 アトレティコ・マドリードは3日、ベンフィカからポルトガル代表FWジョアン・フェリックスを推定移籍金1億1300万ポンド(約153億円)で獲得したことを発表。これにより、モラタ買い取りの資金が足りないことが指摘されているが、退団が決定しているフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンを1億700万ポンド(約145億円)で売却することが想定されており、ここから資金を捻出することになるという。

 2017年夏に5年契約でチェルシーに加入したモラタは、同クラブとの契約を3年残しているが、アトレティコ・マドリードへの完全移籍に近づいているようだ。